サービス残業、過剰労働をさせるのは、人生ドロボウだ
昨日、「睡魔に襲われながら仕事するのは、給料ドロボウだ」という記事を書きました。
給料を払っている身からすれば、仕事をやってもらうかわりに、賃金を払っているのだから、「ウトウトしながら座っていて、仕事が手についてない。実は、ただ座っているに過ぎない。」という人に対して、支払う給料などないのです。
一方、雇われている側からしても、言いたいことはあるはずです。
「仕事してるのに、給料払われないんですか?」と。
あるいは、「18時までの仕事という約束なんですが、なんで20時21時まで仕事することになるんですか?」と。
いわゆるサービス残業というやつですね。過重労働というやつでもあります。
近年の日本の労働文化では、プライベートを犠牲にして、会社に忠誠を尽くす、超長時間企業戦士が当たり前のような姿です。
子育てをしたいとか、老親の介護をしたいとか、家庭の事情を持ち出したら「ワケあり人材」として倦厭されます。「趣味でやりたいことがある」なんて言って帰ろうとしたら、一気に失格級です。
そして、「そんなこと言うんだったら、もう来なくていいよ。」と解雇をちらつかせられ、解雇されたらまともな再就職が叶わず、生活保護も容易に受けられず、すべり台を滑り落ちるように「貧困」へまっさかさまです。
そんな社会は、嫌ですね。
定時出社、定時退社。基本的には、そのルールの中で、勝負をしていきたい。
命は限られています。
時間の経過は、命の経過です。
過剰な仕事を慢性化させている会社は、人生ドロボウです。