結局、育休はとらないことにしました

以前、「育休を取りたい!1ヶ月でもいいから、取りたい!」という記事を書きました。
育休を取ろうかどうか迷っている、公務員男子係長です | Big yesな日々をプロデュース
上司を含め、いろいろな方に相談したのですが、結局、育休の取得は断念いたしました。
その理由を書きたいと思います。
職場が多忙すぎる
育休が取れない最大の理由は、職場が多忙だからです。
僕が抜けることで、部下や同僚係長に、しわ寄せがいってしまいます。
ただでさえ厚労省の定める過労死ライン(残業との関連が強まる月45時間、関連性が強い月100時間)のうち、残業月45時間越えの職員は半数くらいはいる状況です。
そして、育休の代替職員は、正規職員ではなく、やっとこさアルバイトの枠がもらえるくらいです。そのアルバイトでさえ、数ヶ月かけても応募してくれません。また、アルバイトにできることは、限られています。
女性職員の場合は、「産休→育休」という流れが自然になってきました。
しかし、男性職員の場合は、「なんでわざわざ、あなたが育休を取らなきゃいけないの?職場のこと、考えてるの?それでも、給料もらって働かせてもらってる立場なの?迷惑って言葉、知らないの?空気読めないの?」ということになりがちなのです。(僕の職場が、そうだというわけではありません。)
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職場での経験が欲しい
僕は今、初めての職場で、仕事がうまくできません。
知識も経験もなく、それでいて重要な判断を、迅速に出さなければなりません。
その状態は、非常にストレスフルなものです。
うまく仕事をやっていくためには、少しでも経験を積む必要があって、そのためには育休をとることがもったいないという面があります。
たとえ1ヶ月でも、大事な経験かと思います。
さいごに
以上の2点が、僕が育休をとらないことにした理由です。
本音を言えば、職場に余裕があったり、育休を当然のように取れる体制であったりすれば、育休を取ってたでしょうね。
収入はダウンしてしまいますが、それは今回については、問題ではありません。
3人目が生まれ、4人目はないと思うので、ラストチャンスだと思っていました。
でも、育休が取れる人事環境ではなかったのです。
イクメンの推奨は絶えず声かかっていますが、「職場の意識を変えましょう」という精神論が主体であって、物理的に「代わりに仕事ができる人をきちんと確保する」という点については非常に乏しい状態なのです。
一度しかない人生において、育児休業という期間を得ることができなかったのは、後悔の一つですね。