どんな親御さんであっても、「子育てって、大変ですよね」「でも、いいものですよね」と共有したいんです
どんな親御さんであっても、傷つきながら、責められながら、すごく悩みながら子育てしてきたんだろうな、と思います。
職場の中では、「ちょっと手のかかる親御さん」だとしても、そんな親御さんに、まずは敬意を持ち、御苦労をねぎらい、子育ての大変さを共有することで、やっと「話し合いの場」ができるのではないかと思ってます。
実際、緊張のはらむ面談場面であっても、敬意をもって話しているうち、ふと、場が<溶け合う>瞬間が訪れます。
「あっ、つながったな」と感じます。
そこからやっと、子どものために、親御さんも含めて僕らが何をできるのか、前進できると思うのです。
それは、面談の「テクニック」としての面が、無いとは言いません。
対人援助技術の一つとも言えます。
でも、自分自身が子育てをしていて、<ほんと、子育ては大変なんだよ!>という強烈な思いを抱いているからこそ、例え「虐待」をする親に対しても、「ご苦労様です」という気持ちがどうしても湧いてきてしまうのです。
そして、<でも、子育てって、いいものですよね!>という気持ちを、どうしても共有したいとも思い、願うのです。