満足の基準は、じぶん。漫画『じこまん』を読んで自分史にトライ

生まれてきた子は、
大人を頼らないと生きていけない。
頼りになる集団に所属が許されると、
うれしい。
社会的な承認要求は、
そうしたところに源があると思います。
所属している集団にとって「いい子」であること。
これが、生き抜く術であり、よろこびであるのです。
でもそれは、
所属している集団にとってのいい子
であって、
普遍的なものではないし、
必ず正しいというわけでもありません。
自分史を書いていく過程で、
いい子であろうとしてきた自分と、
そこに違和感を感じてきた自分がいることが、
分かってきます。
その違和感にはフタをしないで、
ちゃんとすくいとってあげたいところです。
いい子でなくてもいいのです。
泥臭くて、小汚くて、反社会的な感情でもいいのです。
それが、あなたが感じた感情なのであれば。
社会的にみていい子であることを
抜け出すためにはちょっと勇気がいると思いますが、
勇気の一歩を踏み出すためには、
基準を<じぶん>に戻す必要があります。
<じぶん>にとって幸せな瞬間。
自己満足な瞬間。
その瞬間を大事にしていきましょう。
自分史を書くとなると、
どこかきれいで、
かっこいい歴史を書きたくなるものです。
自分史の中でも、
いい子でありたくなるものです。
でもまずは、
<じぶん>にとっての幸せを基準に、
書いてみましょうね。
自己満足な瞬間って、
どのようなことか、
イメージするためにはこの漫画がおすすめです。
玉井雪雄『じこまん』