自分史という拠りどころ
僕は、自分史を、多くの方に書いてもらいたいと思います。
なぜなら、自分史は、
自分という存在の拠りどころとなるからです。
自分が生きていることに、安心感を覚えるのです。
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生きていれば、うまくいかないことはあるし、失敗することはあるし、
怒られることはあるし、つまずくことはあります。
そんな時は、
自分って、世の中にいて役に立っているんだろうか。
自分がいることで、迷惑ばかりかけてないだろうか。
生まれてこなくいほうが、よかったのではないか。
そのような気持ちが、心をよぎってしまいます。
不安が高まると、
たまたま、その時に魅力的に映るものに、
つい飛びついてしまいがちです。
人によっては、
お金だったり、
異性だったり、
薬だったり。
それらに無闇に没頭してしまうことでしょう。
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僕は、自分史が心の支えになることが、よくあります。
「なんだかんだ、かなりせいいっぱい生きてきたよね。」
「もちろん失敗もあったけど、その時なりに生きてきたよね。」
「悪いことばかりじゃないよね。」
そのように思えるのです。
生きてきた軌跡に想いを馳せた後、
出てくる心の言葉が、
「ま、いっか」
です。
これがとても重要。
これにとても、救われる。
心のわだかまりを、スイっと受け流せるのです。
カウンセリングを受けるのもいいでしょう。
セラピーを受けるのもいいでしょう。
でも僕は、文字として手元にしっかりと残る
自分史
を書くことをおすすめしています。