リーダーのための表現セミナー4-2〜人間の進化と信頼関係〜

宇宙カレンダーって、ご存知でしょうか?
宇宙の誕生から現代までの138億年を、
分かりやすく1年で表したものなんですね。
やっと、人間としての特徴が明確になり出したのは、
ヒト科のヒト族の・・・「ヒト属」が発現してから、としましょう。
それが、250万年前。宇宙カレンダー上では、大晦日の年を越す2時間30分前です。
ヒト属が発現してから200万年くらいの間は、
信頼関係の源泉は、「血」でした。血縁関係です。
同じ血族であれば、信頼する、というものです。
生活範囲の中で、生活をともにするのが、ほとんど血縁関係者のみでした。
40万年前にまで時代が下ると、火を使い出すあたりになります。
この頃は、ヒトの繁栄の末、血縁がつながらない集団と、出会うようになります。
血縁関係にしか信頼のベースがないのに、他の人間集団と出会ったらどうなるか?
エサの奪い合いが始まります。
今度は、血縁関係だけでなく、「エサを確保するために、行動をともにする」という意識が強くなってきます。
ここで、言葉の使い分けをしてみましょう。
血縁関係者のように、生まれた時からずっと一緒に住んでいる集団だからこそ、信じあえる関係性をビリーブと呼びます。
250万年前から続いてきた関係性です。
そして、目標を共有し合う集団だからこそ、信じ合える関係性を、トラストと呼びます。
40万年前から続いてきた関係性です。
この関係性のベースがあって、
15万年前に、ヒトにとって大きな変化を強いられる状況になります。
ヒト集団の繁栄が続き、集団が大きくなり、数も増えたのです。
集団が大きくなれば、集団内のいざこざの数も増えます。
集団の数が多くなれば、他集団との衝突も増えます。
もう、血縁だけに頼れないし、共有した目標に沿った動きをすり合わせる暇もありません。
すると必要になってくるのが、
ルールや常識
なのです。
ルールや常識に従う人は、仲間。
従わない人は、排除の対象。
そのような判断基準が生まれてくるのです。
このルールや常識に基づいた信頼関係を、クレディビリティと呼びます。
このように、数百万年の歴史をかけて、
ビリーブ、トラスト、クレディビリティという
信頼関係に基づくコミュニティを築いてきたのが、
現代の我々である。
そのような押さえ方が大事なんです。
これからコミュニティを作っていこう、育てていこうとするリーダーは、
居心地のいいルールを作っていく
ということを意識する必要がありますね。
さいごに
僕が今回、リーダー論を学んでいるのは、
木坂健宣(きさかたけのぶ)さんという方です。
リーダー論だけでなく、ビジネスや世界情勢、生き方なども発信されてます。
深い人間哲学が裏打ちにあったうえでのビジネス展望など、
とても面白いので聞いてみてください。
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