トイレットペーパーという安心グッズ

トイレットペーパーという安心グッズ

発達障害や知的障害の子どものケアをしていると、

彼らが独自の「安心グッズ」を持っていることに、

とても配慮していました。

 

それは、

ぬいぐるみであったり、

雑誌の切り抜きであったり、

ペットボトルのフタであったり、

とても多様な安心グッズがあるのです。

 

他人から見れば、

「そんなもの後生大事に持っていて、何になるの?」

というものであっても、

彼らにしてみれば、

落ち着きを得るための大事な大事なグッズなのです。

 

 

独自の安心グッズによって、

パニック症状が収まり、

穏やかにいられるならば、

大事にして持っておくのがいいのです。

 

 

 

そんなことを思い出したのは、

新型コロナウィルスによるトイレットペーパーの買い占め状態を、

たびたび、目にしたからです。

 

安心グッズは、多様です。

人それぞれです。

他人から見れば奇妙に思えるものでも、

その人のパニック症状が収まるのならば、

大事にすればいいと思うのです。

 

 

トイレットペーパーくらいでパニック症状が収まるのならば、

安いものです。

 

 

ただ、人は人と一緒に生きているので、

やっぱり節度というものは、

一方で必要になるんですけどね。

とくまる
公務員タスク管理の人
「自分のペース」と「安心感」で、自分らしい仕事をしよう!
うまく仕事ができずに悩んだ20代。
タスクシュートを中心としたタスク管理を始めてから、自治体独自の制度創設メンバーに抜てき、主任の昇任試験に合格。
制約の多い公務員のためのタスク管理を研究中。
愛用はTaskChute2。
自分史/発達障害/子育てパパ
※発信は所属する組織とは関係なく、個人の見解です。