バリカンを嫌がる子どもの髪を切る方法〜iPad活用バージョン〜
自宅で子どもの髪を切る方は
けっこういらっしゃるかと思います。
うちも三男(3歳児)は、
パパッと髪を切ってしまおうかと、
家で髪を切ることにしました。
髪を切る場所はお風呂
うちの三男は、
知的障害+自閉症です。
なかなか、じっとしていられません。
多少暴れても困らないように、
お風呂場で髪を切ることにします。
「髪が散らばっては困る場所」
で髪を切った場合、
子どもが暴れて髪が散ってしまっては、
困りますよね。
押さえつける力も強くなるし、
親にとってのストレスも強くなります。
「多少暴れてもいい場所」にすることで、
子どもの行動の許容範囲を広げられますし、
親にとってもストレス減になります。
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iPadを設置
三男にとって、
何もない場所でじっとしているのは、
苦痛そのものです。
でも、YouTubeを見るのは大好きです。
だから、
髪を切る場所=お風呂場に、
iPadを置いておきます。
こういう時タブレットは、
多少の髪がかかったり、
水気があったりしても、
なんてことないのが強みですね。
バリカンの何を嫌がっているか?
iPadでYouTube(アンパンマン系)を流し、
髪を切ろうとバリカンのスイッチを入れました。
すると三男は嫌がってしまいました。
バリカンを投げようとします。
少し経ってからもう一度スイッチを入れても、
やはり嫌がります。
「バリカンは、むりなのか・・・?」
「体を押さえつけて、強引に刈るしかないのかな・・・?」
そう思いましたが、
嫌がる子を押さえつけて強引に刈ると、
髪を切る=とても嫌なこと
とインプットされてしまい、
今後も髪を切らせてくれないかもしれません。
それは何としても避けたいです。
どうすればいいか、
よく観察し、分析してみました。
なんで、嫌がるんだろ・・・
なんで、嫌がるんだろ・・・
そして思い至ったのは、
バリカンの「音」を怖がってないか!?
ということです。
バリカンの「音」を消去する!
そうだ。
バリカンの音が嫌なんだったら、
バリカンの音を消去してしまえばいい。
えっ・・・??
と思いましたか?
バリカンの音って、消せるの!?
いえいえ、
バリカンの音自体は消せません。
でも、バリカンの音を打ち消すくらいの
大音量で対抗することはできます。
具体的には、iPadの音量を上げまくるのです。
バリカンよりiPad
バリカンの「音」が怖くて
嫌がっていた三男くんは、
バリカンの「音」以上の大音量で流れる
iPadの方に気を取られ、
難なく髪を切らせてくれました。
バリカンの音を消したのと
同じくらいの効果がありましたね。
なにが嫌なのかを細かく分ける
発達障害があると、
通常は気にならないことが、
嫌がってしまうことはよくあります。
その時に、
「ああ、嫌なんだな・・・」
と安易に遠ざけてしまうのではなく、
「なんで嫌なんだろう。どこが嫌なんだろう」
と細かく分けて考えてみるといいと思います。
部分的に嫌なのであれば、
部分的に対処することで、
すべてを遠ざける必要はなくなるかもしれません。