発達検査で感動し、希望をいただきました
幸運にも、障害児を対象とした発達検査に同席させていただく機会を得ました。
この種の検査って、見たことなかったんですよね。
日々、知能指数を参考にしているくせに、知能指数がどのように算出されているのかは、見たことない。
「数字を見て何が分かるの?」
と言われても仕方ないと思います。
で、身近で検査をする機会があったので、思い切って心理士さんにアタックして、同席させていただきました。
行った検査は
- 新版K式発達検査
- WISC
の2種類です。
WISCは言葉でのやり取りや作業もけっこう入るため、軽度知的障害児の場合は、より発達の凸凹が分かるとのこと。
心理士さんは、テンポ良く、でも本人の理解を探りながら、様子を観察しながら、次々と検査項目をこなしていました。
僕は、ただ見てるだけだったのですが、できることの多さに驚きましたね。
感動すらしました。
失礼な言い方ですが、たかが検査で、これだけ感動できるって、すごいです。
そして、つまずいている部分を判断し、どうすれば伸びるのかをもアドバイスしてくれます。
そうかそうか、そこにつまづいていたのか。
そうすれば伸びるのか。
そこは無理しちゃいけないよな。
おそらく、とても優れた心理士さんだったのだと思います。
希望を与える心理士
そんな感じでした。
実をいうと、僕はこの種の検査に、いい感情を持っていませんでした。
社会に合わせた能力主義の一環で、不当なラべリングの温床だとさえ、思うところがあったのです。
しかし同席してみて、いいものだなとも思いました。
その子を評価するきっかけは、日常生活にあふれています。でも、日常生活だけでは気づけない部分もあります。
そのきっかけを得るためにツールを使うのだと思ったのです。
世の中の検査や試験は、不当なラべリングの温床になっている可能性は、充分あるとは思っています。
しかし、心理士によっては、検査によっては、希望を与えるものだということを実感できた発達検査でした。
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