リーダーのための表現セミナー4-11 〜メッセージに魅力を上乗せする残り2つの要素〜

メッセージに魅力を加える要素の3つについて触れました。
その3つとは、「希少性」「緊急性」「価値観の転倒」です。
今回は、そこからさらに、メッセージに魅力が加わる要素を、
もう2点だけご紹介します。
- 魔法
- 穴
この2点です。
魔法
魔法というのは、
「え、なんでそうなるの?」
「なんでそんなことが、できるの?」
と驚くようなことを指します。
「理解不能なこと」と言ってもいいでしょう。
相手がそう思った時に、表現が魅力的に映ります。
惹きつけられてしまうのです。
でも人間の難しいところは、
求められてもいないのに「実は、こうなってまして」とタネ明かしまで進むと、
なんか嫌な気持ちになってしまうことです。
魅力が逆転します。
いやらしくなってしまうのです。
「いや、別に聞いてないんだけど・・・」というように。
人間って、ややこしい生き物ですね。
だから、「え!?なんでそうなるの?」と相手が思うであろうところまでに、
表現をとどめることが大事です。
相手が聞きたい気持ちにならないと、話を聞いてくれません。
「話を聞きたい、もっと知りたい、教えてほしい」という気持ちになった時に、
すぐに扉を開けられる仕組みがあるといいでしょう。
それが親切というものです。
扉の前まで連れてくるだけです。
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穴
人間は、どうしてもお隣さんの生活が気になる生き物です。
お隣さんが、より良い条件で生活していたら、どうしてそうなのか知りたくなりますよね。
この数百年、コミュニティにおいては、
「お隣さんがあれだけいい生活しているなら、自分もできるはずだ」
というように暮らしてきたのでしょう。
今のように仕事と生活が分離しているその前は、
生きることと糧を得ることが密接な状態で生きてきました。
お隣が豊かであれば、自分もその恩恵を受けられる可能性は高かったのです。
餌場や水場は、近くにあったはずです。
その何百年の歴史の中で、「お隣さんの生活」は、覗きたくなる対象でした。
お隣が豊かになれば、獲物のありかを知りたいですし、お隣が危険になれば、逃げたくなります。
人間は、コミュニティメンバーのプライベートな部分の穴を覗いて、気にしながら生きてきた生物なのです。
そんなこんなで、穴には魅力を感じるように、人間はできています。
穴には、豊かになるものがあるかもしれないし、危険なものがあるかもしれないです。
覗いて正体を確かめないと、気が済まないのです。
つい引き寄せられるという意味で、
穴は、人間にとって魅力的です。
表現の魅力をアップさせる5つの要素
前回と今回の記事で、合計5つの魅力要素を書きました。
- 希少性
- 緊急性
- 価値観の転倒
- 魔法
- 穴
リーダーとしてコミュニティを作り、率いていくには、
メッセージに魅力があると心強いですよね。
魅力をアップさせる5つの要素をうまく使って、
コミュニティの面白さを伝えていってください。
さいごに
僕が今回、リーダー論を学んでいるのは、
木坂健宣(きさかたけのぶ)さんという方です。
リーダー論だけでなく、ビジネスや世界情勢、生き方なども発信されてます。
深い人間哲学が裏打ちにあったうえでのビジネス展望など、
とても面白いので聞いてみてください。
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