係長になるということは、コンプレックスを抱え続けるということ
僕は現在、係長になるべく試験勉強を始めています。
しかし、すんなり係長になろうと決めたわけではありません。
決断をとどまっていた理由の一つに、直接支援が苦手というコンプレックスがありあす。
ぼくは直接支援が得意ではないし、場合によっては苦手であるといってもよいです。
いや、人並みにはできると思いますよ。
人並みと言っても、専門職としての人並みですね。
でもそれ以上だとはなかなか言えません。
なんか、感性が鈍いというか、「相手のことを察しきれないな〜」と悩むことがけっこうありました。
周りには、なんでそこまで察せるんだろう?なんでそこまで考えつくんだろう?という職員がたくさんいます。
それはもう、自分が努力しようにも届かないような、次元を別にしたような職員さんです。
それに比べて、俺はダメだな〜と思ってしまうのです。
そのような劣等感が嫌だし、もっと貢献できるようになりたい。
深い問題も解決できる直接支援技術を身につけている人に憧れもします。
だから自己研鑽し、腕を上げて行きたいと思っています。
そのためには、福祉・医療などに関する知識を、もっともっと学びたいです。
直接支援技術についても、いろんな現場や研修で、直接目で見て、肌で感じていきたいです。
利用者一人ひとりの生育歴や環境についても、もっと深く知る必要もあります。
そのように、深く深く現場に没入していきたいのです。
しかし、管理職になるということは、それだけ現場から離れるということです。
直接支援技術を磨くチャンスが激減します。
昇任試験を受けるということは、コンプレックスを抱え続ける覚悟がいるということなのです。
それが、昇任試験を受ける!と喜んで言えない理由の1つなのです。
ただ、公務員福祉職だからこその仕事としては、法律・制度の現場に即した活用であったり、政策創造であったりします。
それは、管理職になったほうが、実現可能性が高くなります。
そして、僕は公共政策の創造についても面白いと思っているので、けっこうワクワクする分野です。
それをもって、自分のコンプレックスを解消できるかどうか。
係長試験の勉強をしていると、制度や政策のことが知れるので、徐々に「コンプレックスによる受験のとどまり」が、減退している感があります。
そのようにして、後悔なき昇任を果たしていきたいとおもいます。
ワクワクしなければ、何のための人生か。
LEAVE A REPLY