上からの急な変更で死なない
福祉職の給料は、以前はだいたい公務員並みでした。
しかし、介護保険の導入以降、高齢者福祉だけでなく、障害福祉分野でも、報酬が頻繁に改定され、コントロールされてしまっています。
公務員でも、基本給は下がり続け、退職金は大幅カット。年金も統合されます。
世間の公務員に対する評価はかなり低く、政治的にも公務員の生活を苦しい方向に改革する人の方が人気を得やすい状態は、しばらく変わらないでしょう。
それでも今は、公務員であることにしがみつく人は、かなり多いと思います。
年功序列、終身雇用。安心してそこそこ飯が食えるから。
僕は、公務員にしがみつくしかない人生には、しないつもりです。
今後、思いもよらない公務員改悪は、あるかもしれません。
ブロガーである、またよしれいさん(@Sayobs)の記事は、我が身にも置き換えました。
上がルールを変えても死んでしまわないように、準備しておく。 | Last Day. jp
つまらない仕事。
終わらない仕事。
取れない年休。
低い給料。
そうなるかもしれません。
準備を怠ったら、それでもしがみつくしかないのでしょう。
確かに、公務員でしか就けない職種は、貴重です。
そのような職場で仕事することは、福祉系公務員としての醍醐味です。
児童相談所は、まさにそうです。
児童相談所に異動したい気持ちが(けっこう)あるので、児相職員に「実際のところどうなの!?」と聞いてみた | Big yesな日々をプロデュース
しかし、福祉職場は幅広くあり、民間でも魅力的な場所はたくさんあります。
むしろ、現場に近い福祉業務はどんどん民営化が進み、公務員としての福祉職には、事務仕事や後方支援(の後方支援)が増えています。
今でさえ、現場から遠ざかるをえないソーシャルワーカーから、アイディンティティの揺らぎに苦痛の声が聞こえます。
それでも、年功序列、終身雇用だけを頼りにしがみつくしかなかったら、人生がもったいないことになります。一度だけの人生が。
もちろん、仕事内容が変わっても、ほぼ事務職になっても、やりがいをもって勤められる人はたくさんいると思います。僕だって、それなりにやりがいを見出し、市民のためにを考えて、積極的な改善を進める自信はあります。
しかし、一度だけの人生だと考えると、上からの急な変更で死なないというか、自分のやるべき職場へ転じられるように、準備はしておこうと思います。
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