納得いく言葉の定義の集合が、しっくりくる自分史を編み上げる

自分史は、自分を理解するためにある。
そう言っても、間違いではありません。
自分は、何に喜び、何に悲しんできたのか。
いったい何のために生きてきたのか。
そういうことが、かなり分かってくるはずです。
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ところで人間は、言葉を通して理解を深めます。
自分の生きてきた軌跡に、言葉を与えることで、自分史が編み上げられていきます。
この「言葉」に対して、少し敏感になってみたいと思います。
さる哲学者であり、料理家である方が、おっしゃっていました。
自分が使う言葉は全て自分なりに定義すべきで、辞書的な意味や世間が使っている意味を無考えに受け入れ使うべきではない。そして、その定義の集合こそが、自分の未来、人生を形作る。
料理とは何の関係もないように見え、それでも深くインパクトを与えられる一文です。
この一文を読んだ時、自分史作りを一段高いものに変えてくれるはずだと、僕は思いました。
言葉を、自分なりに定義しよう、と。
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そもそも自分史は、好きなように書いていいものです。
さらに言うと、「言葉」すら、納得いくように定義していいのです。
そのようにして、<自分史>を編み上げたいと思います。