元号と<しおり>によってつむがれる自分史

タスク管理で有名な大橋悦夫さんが、
「日記は、時間の流れに、しおりをはさむようなものです」
とおっしゃっていました。
さらに、
タモリの名言と重ね合わせると、
より一層「時間」の捉え方が立体的になります。
タモリが言っていたことはこうです。
「西暦がページ数だとすれば元号は日本だけの章。それがあるということは切り替えができますよね」
令和元年4月30日『FNN報道スペシャル 平成の“大晦日” 令和につなぐテレビ』
時間は、
過去から未来へ、
とどまることなく、
ただ淡々と流れ行くもの。
人間は、その流れの中で意味をつかむのが、
なかなか苦手です。
そこに元号があると、
昭和の時代、
平成の時代、
そして令和の時代と、
意味を見つけやすくなります。
国民にとって、共有できるストーリーにもなりやすいのです。
そこでさらに、
しおりをはさむとどうでしょう。
一般的にしおりをはさむのは、
自分にとって大事だと思ったところ。
それを時間の流れに挟むとなると、
「自分にとって、重要な出来事」
を留めることになります。
自分にとって重要な出来事が、
西暦、和暦という共通の物語の中にはさまれる。
そこにこそ、
自分にしかない、自分だけの物語、
自分史がやっと、つむがれるのです。
時間の流れにはさむしおりとは、
いわゆる日記のことです。
みなさんも日記を書いて、
自分にしかない自分史を育ててみませんか?