能動的に会社員でいることを選択し、生きていく /奥田浩美『会社を辞めないという選択』

能動的に会社員でいることを選択し、生きていく /奥田浩美『会社を辞めないという選択』

公務員を辞めて、独立事業所を立ち上げたいと思っている僕にとって、奥田浩美さんの『会社を辞めないという選択』は、読んでおかなければならない本でした。

 

今の僕にとって、大切だと思ったことをいくつか紹介します。

 

 

能動的に選択する

奥田さんが言うには、会社を辞めようが、会社を辞めなかろうが、どっちでもいいのです。

自分にとって、どちらのほうがミッションを実現しやすいか。

場合によっては、「会社にいるからこそ、できること」だってあるのです。

当然です。

 

起業する人ばかりがカッコイイわけではありません。

 

辞めてもいいし、辞めなくてもいい。

ただ、自分で考え、能動的に選択すればいいのです。

 

 

 

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「すでに得意なことや、好きなことで仕事をしたい」という考え方は、今すぐやめる。

得意なことや好きなことでこそ、仕事にしたいと思いますが、奥田さんはストップをかけます。

えええええ〜〜〜〜〜!と思いますが、奥田さんの言いたいことは、こうです。

 

 自分らしさにこだわって、「これは向かない」「これは嫌い」「これはできない」「これは感覚が違う」「これは実績がない」と言っていたら、人生先細りするばかりです。

先細りした自分の中から、「自分探し」をして、「自分らしさ」と対話する人生を送り続けるくらいだったら、まずは行動して、「あれもこれも意外と好きになれる部分はあるものなのだ」と発見していく中に、仕事で必要とされることが見出されていくと思うのです。

『会社を辞めないという選択』P.100

 

 

好きなことや、得意なこと。

逆を言えば、嫌いなことや、苦手なこと。

これらは、自分の思い込みってこともありますよね。

その仕事全体が嫌いなのではなく、部分部分が嫌いだったり苦手だったりすることもあります。

だから奥田さんは、「好きと言える小さな部分」を見出すべきだというのです。

 

 

 

会社を使って、社会に貢献する

会社には、すでにミッションがあります。

会社には、すでに資産があります。

では、その会社を使って、自分のやりたいことを実現してはどうでしょう?

自分一人だけよりか、あるいは自分が立ち上げた小規模組織よりか、今の会社のほうができることがたくさんありませんか?

できないのは、プレゼンしてないからではないですか?

 

会社という”財産”を使って、あなたが会社や社会に何かを”与える”という発想です。

『会社を辞めないという選択』P.42

 

「会社が悪い」「上司が悪い」「会社は何もしてくれない」

そう思う前に、一歩自分が勇気を出して、行動してみてはどうなんでしょう。

 

 

 

さいごに

僕自身は、「とにかく自分で事業を立ち上げて、運営してみたいんだ」という気持ちがまずあり、「公務員だから、複数のビジネスができない」という制約がもどかしく、「もっと自由に発信したり、行動して、世の中に影響を与え、それで収入を得ていきたい」と思っています。

でもそれは、今のポジションではできないことなのか。

 

あえて会社を辞めないという選択をして、できることを考え、行動していきたいと思います。

 

 

とくまる
公務員タスク管理の人
「自分のペース」と「安心感」で、自分らしい仕事をしよう!
うまく仕事ができずに悩んだ20代。
タスクシュートを中心としたタスク管理を始めてから、自治体独自の制度創設メンバーに抜てき、主任の昇任試験に合格。
制約の多い公務員のためのタスク管理を研究中。
愛用はTaskChute2。
自分史/発達障害/子育てパパ
※発信は所属する組織とは関係なく、個人の見解です。