なりたい自分と完全には一致しないけど、どこかしらつながっている

先日、研修でのアイスブレイクで、なかなかグッとくることを言われました。

 

アイスブレイクとは、人と人との間にある氷(アイス)のような壁を壊す(ブレイク)ことを意味します。よく初対面の人同士が集まった場や、コミュニケーションを円滑にするために利用されますね。

 

そこで行われたアイスブレイクのテーマは、「現在の悩みを話す」。そして聞いた人は、「『でも、〇〇だからよかったじゃないですか!』という形で返す。」というものでした。

 

僕が話した悩みは、

どうしても公務員になりたくてなったわけではなく、福祉系の職種で早い時期にできる就職活動が公務員試験くらいしかなく、とりあえず勉強したらうかったので、入庁させてもらった。だから、公務員としての使命感に欠けるところがあると思っている。

というものです。(すみません・・・)

 

割り当てられた自分の職務に対しては、真摯に向き合って成果を出してきています。上司からも良く評価していただいています。

しかし、それ以上の、公務員として、福祉職として、割り当てられたもの以上のことをやろうとするとき、使命感がないとモチベーションが支えきれないと思っています。

そのように話しました。

 

それに対して返された言葉は、

公務員が皆、使命感を持っているわけではない。

そのような悩みを抱え続けていること自体が素晴らしいと思う。

私も学芸員になりたかったけど、今は公務員の事務職となり、夢とのギャップにこのままでいいのかな、と思うことがある。

でも、なりたい自分と完全には一致できないけど、どこかしらつながっているんじゃないかと思って仕事している。

というものでした。

 

うん、うん。

「なりたい自分と完全には一致できないけど、どこかしらつながっている」

いい言葉じゃないですか。

 

夢をあきらめる必要はないですが、現在いただいている仕事を通して、夢に触れ、夢の片鱗を叶えることは可能だと思います。

このような考え方は、あるべき自分とのギャップに悩む人に、けっこう有効だと思うので、応用していこうと思います。

 

ドメスティック・バイオレンスについての研修でしたが、一番いい収穫は、アイスブレイクでの言葉だったりして。

 

 

とくまる
公務員タスク管理の人
「自分のペース」と「安心感」で、自分らしい仕事をしよう!
うまく仕事ができずに悩んだ20代。
タスクシュートを中心としたタスク管理を始めてから、自治体独自の制度創設メンバーに抜てき、主任の昇任試験に合格。
制約の多い公務員のためのタスク管理を研究中。
愛用はTaskChute2。
自分史/発達障害/子育てパパ
※発信は所属する組織とは関係なく、個人の見解です。

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください