リーダーのための表現セミナー4-6〜仲間を集める順番は、感情を出してから理性を出す〜
仲間を集めたいと思いますよね。
あるいは、新規顧客を獲得したいと思いますよね。
どちらも、相手に行動を起こしてもらうまでには、
4つのNOTを超える必要がある、と言われています。
4つのNOTとは、
- NOT Open (メールやお知らせを開かない)
- NOT Raed (読まない)
- NOT Beleave (信じない)
- NOT Act (行動しない)
です。
みんな、4番目のAct(行動)が欲しいんです。
約束や契約です。仲間やお客になってもらいたいんです。
では、この4つのNOTを超えるために、どのように動くべきでしょうか。
シンプルな式にすると、主張+理由=行動
というものになります。
順番も大事です。
①主張 + ②理由 = ③行動
です。
主張フェーズにおいて、主観的な価値観・世界観を表明して、共感を得ます。
理由フェーズにおいて、客観的な実績や正しさを提示して、背中を押します。
すると、歩み(Act)が始まります。
自分の価値観や世界観を表明すると、共感を持ってくれる人が現れます。関心を持って、耳目を向けてくれます。
それでもまだ、なかなか聞いてくれないし、読んでくれません。
その後に、客観的な事実やデータ、正しさ、実績などを提示します。
すると、「ああ、これは正しいことなんだな」と安心してくれます。
共感することで、正しくて、安心できると、歩みが始まるものです。
これは、順番がとても大事になります。
「自分は、正しいんだ。データもある。実績だってある」
ということを先に提示してしまうと、
独りよがりっぽく見えてしまうんですね。胡散臭さも感じてしまいます。
反感を持つ人もいるので、いちいち反論したり、説得するのは、疲れます。
挙げ句の果てに、仲間になるわけでも、顧客になるわけでもありません。
なんとか約束・契約までこぎつけたとしても、おそらくは一回限りの関係。長続きはしません。
次の人、また次の人・・・と、説得しては連れてこなければならないというのは、大変な労力です。
まず最初に、自分の価値観・世界観を出す。
そのことで、共感する人だけが集まる。そこがスタートです。
客観的な正しさや実績を提示するのは、集まった人にだけ。
そうやって、コミュニティづくりをしていきます。
さいごに
僕が今回、リーダー論を学んでいるのは、
木坂健宣(きさかたけのぶ)さんという方です。
リーダー論だけでなく、ビジネスや世界情勢、生き方なども発信されてます。
深い人間哲学が裏打ちにあったうえでのビジネス展望など、
とても面白いので聞いてみてください。
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