発達障害の子がお友達と一緒の作業をできるようにする

発達障害の子にとって苦手なものに、
他人との協働作業があります。
自分だけでやる作業であれば、
自分のペース、マイペースで作業を進められます。
そこに他人が関わると、
自分だけのペースで進めるわけにはいきません。
荷物は自分だけで運ぶ
に参加されている佐藤さんのおうちでは、
発達に凸凹のある長男さんが、
玄関に置いた荷物を、
家の中まで運んでくれました。
親が何も言わなくても「ぼくが運ぶ!」
と運んでくれたので、
とても嬉しいことです。
ただその後、
妹さんも「わたしも運ぶ!」と言った時、
長男さんは、譲れなかったのです。
きっと全部自分でやりたいという気持ちもあったと思います。
そのほかに、他人との協働作業が苦手ということもあるかもしれません。
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生きていくための協働作業
生きていく上では、
他人との協働作業は、避けられない課題です。
自分だけのペースではなく、
必ず相手のペースに合わせる場面が出てきます。
マイペース(自分のペース)から、
ユアペース(相手のペース)へ移る練習が必要なんですね。
例えば、保育園や幼稚園で行われる
集団で踊る♪
なんていうのも、
マイペースからユアペースへ移る学びが含まれています。
お手伝いを一緒にやる
日頃のお手伝いの中に、
協働作業ができるきっかけはあります。
お友達との協働作業が難しければ、
まずはおうちの中で、
お手伝いを一緒にやってみる
というのがいいですね。
きょうだいがいるのならば、
きょうだいで協働作業してもらうと、
いい育ちに結びつきます。