企業では、効率化が進んでいると言われるけども
僕は公務員なので、公務員批判はよく耳にします。
その批判の中では、「非効率」というキーワードは、常にトップスリーに入るでしょう。
その影響もあって、企業ではよほど効率化が進んでいるのかと思いきや、実はそうでもないところが少なくないようです。
コンビニアドバイザーでもある倉下忠憲さんは、著書でこう書いています。
私が目にしてた「企業」はとても悲惨な構造をしていました。 一言で言えば「官僚主義」あるいは「権威主義」です。 ルールを作っている人間の中では、「現場」は最後に考慮するべき事項あるいは、まったく考慮されない事項であるようです。 そういうのは、とてもとてもうんざりします。 だって、売り上げを作ってるのは常に現場です。お客さんとのフロントラインである現場です。その事情をまったく考慮しないまま作成されるルールにはいったいどんな意味があるのでしょうか。組織の体制を維持するためだけのルールという印象しか受けません。 勝つ見込みがゼロである終戦間際の東南アジアへの日本軍の侵攻とまったく同じ構造がいまの日本組織の構造に見て取れる、というのは正直ぞっとします。
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そして、僕の知り合いの株式会社の福祉事業所では、どう考えても非効率な運営がまかり通っていて、人事もタロットカードで決めちゃう場面すらあるそうです。
まあ、タロットカードは珍しいのでしょうけど、企業であっても、現場はそう効率的でもないのだなあと思っている次第です。
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