冨樫義博の魅力は、やはり知的戦略ゲームだ/幽☆遊☆白書
現在、『HUNTER×HUNTER』を連載中の、
冨樫義博先生。
キャラの強さや、
緻密に練られた展開に、
大人気を博しています。
冨樫義博先生が描かれた漫画で、
僕が小学生の頃に読んでいたものに、
『幽遊白書』があります。
どうしても読んでみたくなり、
購入しました。
『幽遊白書』では、主人公の浦飯幽助の霊丸(れいがん)を筆頭に、
念能力が登場します。
『HUNTER×HUNTER』の念能力にも通じますね。
『幽遊白書』をグッと面白くしたのが、
強敵の戸愚呂兄弟を倒した後、
立ち合うことになった海藤優との戦いです。
念能力は、「禁句(タブー)」。
海藤の指定により、しゃべってはならない言葉(禁句)が定められ、
禁句を口にすると魂を抜かれます。
その能力に対して、
霊力で植物を操る蔵馬が、挑むんですね。
力の強さがガチンコにぶつかる戦いもいいですが、
能力の特性を生かして、
知的戦略で静かな火花を散らすバトルも、
すごくワクワクします。