障害児の子育ては、「ないもの」よりも「あるもの」探しをしよう

障害児の子育ては、「ないもの」よりも「あるもの」探しをしよう

2人の子どもを育てるのは、大竹さん(仮名)。

2人目のお子さんが、発達障害でした。

 

そんな大竹さんに、インタビューをさせていただく機会に恵まれたのです。

 

 

大竹さんと話していると、

「あれっ?」

という感覚が湧いてくるんですね。

 

 

「なんでこんなに明るいんだろう?」と

 

 

そして、大竹さんから出てくる言葉を分析していると、

あることに気付いたのです。

 

 

それは、

 

 

「ないもの」を隠したり、埋めようとするのではなく、

「あるもの」に目を向けて、伸ばしていこうとする姿勢でした。

 

欠けているところに目が向きがち

人というのは、欠けているところに目が向きがちだそうです。

埋めたくなるんですね。

 

例えば、スーパーマーケットでは、

カゴをめいいっぱいまで埋めたくなるというお客さんの心理が有名です。

 

 

それが子育て家庭になると、

「他人にあって、自分ちにないもの」

が気になってしまうことになります。

埋めないと落ち着かないんです。

 

障害児を育てる家庭だと、

その人間の性質がたびたび現れてくるのを、

誰しもが経験していると思います。

 

「あそこのうちに比べて、なんでうちは…」

「あっちの子に比べて、うちの子ときたら…」

 

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大竹さんの子どもをみるまなざし

インタビュー中に、

大竹さんから出てくる言葉は、このようなものでした。

 

「子どもには、いろいろ体験してもらいたいんですよね。試してもらいたい。その中で、自身につながるものが見つかればいい」

「あきらめる前に、行動してほしい。失敗しても、得られるものもあるし」

 

「うちの子は、絵が好きだし、得意みたい。たくさん描いて、褒められて、喜んでいる。

障害うんぬんよりも、そういう◯◯くんであることを見てほしい」

 

「子どもだけじゃなくて、それぞれの親にも、それぞれ持っている強みがある。それを生かしてイベントを企画してます」

 

 

 

 

「あるもの」で前を見る

「あるもの」に目を向けることで、

子どもの将来を明るく開いていきたくなります。

 

「あるもの」に目を向けることで、

親として子どもと一緒に歩むことが楽しくなります。

 

 

しかし、

「ないもの」を埋めようとすると、

ネガティブになって、将来も明るく見えません。

親にとっても、子どもにとっても苦しくなるようなことを

繰り返してしまいます。

親と子が一緒にいることが楽しくなくなってしまいます。

 

 

大竹さんの言葉にも象徴的なように、

「◯◯しなきゃ」という強制的な気持ちなのではなく、

 

「◯◯したい」という楽しむ気持ちなのですね。

 

 

「あるもの」を伸ばしていく

障害のある子を育てていると、

どうしても「ないもの」に目が向きがちになります。

 

それは、親であるあなた自身も、子どもでさえも苦しめることになります。

 

 

どんなに小さなことでもいいです。

「あるもの」

に注目して、伸ばしていくようにしましょう。

 

いま、あるものを10コ教えてください

あなたのお子さまに、

「あるもの」

「できること」

それはなんですか?

10コ教えてください(^^)

 

とくまる
公務員タスク管理の人
「自分のペース」と「安心感」で、自分らしい仕事をしよう!
うまく仕事ができずに悩んだ20代。
タスクシュートを中心としたタスク管理を始めてから、自治体独自の制度創設メンバーに抜てき、主任の昇任試験に合格。
制約の多い公務員のためのタスク管理を研究中。
愛用はTaskChute2。
自分史/発達障害/子育てパパ
※発信は所属する組織とは関係なく、個人の見解です。