無駄なものを活用することで、GDPは減るかもしれないけど、生活は豊かになるでしょ。
日本って、資源がない、資源がないっていうわりには、無駄遣いをよくしてますよね。あ〜、嫌だ。
食品廃棄量は、年間で500〜800万トン。なんだって。
懸命に働いて得たお金で、海外から食材やらエネルギーやら購入して、貴重な労働力を投入して、食品を山ほど作って、それで捨ててるって。
どうにもおかしいよな。
あるいは、日本は山林面積がかなり大きくて、かつて植樹した木々が、あちこちで放棄されて荒れた山林になってるって。
荒れた山林では、老木によって若木の育ちが阻害されて、木々の育成の効率が悪い。もっと二酸化炭素を吸ってくれるはずなのに。
これも、せっかく身の回りにある資源が無駄になってるよな。
捨ててるのと同じ。
経済成長というと、どれだけプラスを増やすかというところに焦点が当てられる。
でも、マイナスをゼロに持っていくという経済成長もあるでしょ。
無駄の活用というやりかたで。
無駄を処理するのにもお金がかかることを考えれば、無駄が減ることでお金の動きが少なくなるかもしれない。
ということは、GDPという数字は減るということかな。
でも、無駄なものが活用されているわけだから、生活は豊かになってるはずだよね。
使えるお金や資源や労力を、もっと別の必要なものへ使えるわけだし。
食品ロスを減らしたい。
どんな食材も活かすことで。
残飯を活かすことで。
山林を輝かせたい。
老木を活かすことで。
建物や燃料に使うことで。
身近なところで、生産と消費をうまくつなげるアイデアがあれば、それも可能だと思うんだよ。
アイデア次第だ。