できること・好きなことで生産し、欲しい物を買う。その循環をうまく組み合わせてつくるコミュニティ経済
人は、生きるために必要な物を買う。欲しい物を買う。
一人の人が生産できる物は、限られている。
一人一人が分業し、お互いが欲しい物を提供し合えば、それで済む。
「人が必要だろうと思う物を生産し、自分が必要な物を消費する」
それが、経済活動の原点だ。
生産と消費の仲介をするのが、貨幣。
貨幣は、物々交換の媒介である。
物品が地域の外へ流れることで、貨幣が地域の外からやってきて、地域の中を潤すこともある。
逆に、物品が外からやってきて、貨幣が地域の外へ流れ、地域を枯らすこともある。
身近で済ませられるものがあれば、身近で済ませば、余計なエネルギーや費用はかからない。その分、安くなる。
身近な人が労力を提供し、身近な人に役立つものを作り、身近な人がそれを消費し、感謝する。
コミュニティ経済は、そのような循環で成り立つのだろう。
生産(雇用)と消費が地域の中で収まる形だ。
コミュニティ経済の中で、物々交換をする貨幣はなんでもいいけど、日本だったら日本円が一番使いやすい。
地域貨幣があってもいい。
では、身近な人々は、何ができるのか。何が得意なのか。
身近な人々は、何を欲しているのか。
そこをうまくつなげることで、<仕事・生産・雇用>と<消費・娯楽>を同時に満たし、コミュニティー経済の循環が成り立つ。