【書評】本は、荒っぽく選んで集中し、アウトプットしながら深く吸収する/大石哲之『コンサルタントの読書術』
読書において<選択と集中>とは、2種類ある。
- たくさんある本の中で、本を選んで集中すること
- 1冊の本の中でも、文章を選んで集中すること
そうすることで、自分にとって必要なエッセンスが、大量に効率よく吸収できることになります。
それは、急速な成長につながりますね。
選ぶための基準としては、<自分自身の切実な課題にフォーカスする>ということです。
仕事でどうしても解決したい課題がある。
プライベートで、どうしても知りたいことがある。
そうした切実な課題にフォーカスすることです。
フォーカスすれば、削ぎ落とす部分も出てきます。
1冊の本の中で、文章をフォーカスすれば、本を荒っぽく読むことになります。
それでいいんです。
精度はそこそこでいいから、素早く行うのです。
ただし、選び出したエッセンスについては、しっかり吸収し、血肉と成すようしたいものです。
そのためには、エッセンスについて、「考える」ということが必要になります。
アウトプットと言ってもいいでしょう。
具体的には、実践や発信が適しています。
荒っぽく選んで集中し、アウトプットしながら深く吸収する。
それが、成長し、成果を上げ、人生を豊かにするための読書だということです。