自分に足りないことを僕は恐れている。でも、足りなくてもいいのだ。もがいていれば。
僕には、強い”準備癖”みたいなものがあります。
なにごとにも、用意周到にしておかないと、不安で、動き出せないのです。
それにより、数々の失敗を防いでこれたし、数々の成功も収めてきたと思います。
でも、準備が整わないと動き出せないというのは、負の面もあることは事実です。
例えば、整いそうもないことには、永遠に踏み出せないことになります。
しかし、奥田浩美さんは、見切り発車をすべしと言います。
何割か揃ったところで、「よし!出発進行!」と発進するほうが、圧倒的に早く目標を達成することができます。
今の自分に何が足りないのか、動いているうちにわかってくるからです。
自分に足りないものがあること(準備不足)を恐れない。
どうせ、いつまでも足りないものだし、足りないからこそ失敗するし、足りないからこそ他人と一緒に行動する。
失敗すれば、多くのことを学んで次に活かせるし、他人と行動できれば、それだけ可能性が広がる。
自分に足りないことは、メリットでもあるのだ。
僕は、足りないことを恐れすぎている。
一方奥田さんは、足りない知識や技能や資産があってもいいけど、溢れるほどないといけないものもあると言います。
熱い想い。
情熱。
高いエネルギー。
そういったものがなければ、人はやすやすと巻き込まれてくれません。
僕は、人生をかけるほど情熱を注げるものを、まだ見つけてない。
でも、現時点で、大事にしたいものはある。
だからまずは、大事にしたいものを大事にします。
人生をかけるほどではないにしても、未来を見据えながら、今実現したいことを実現していこうと思います。
そうやってもがき、探り、生きていくうちに、あっちこっちで僕の中で化学変化が起こり、「これに人生を懸けていきたい」というものが見つかる気がするのです。
そういう意味で、小さな見切り発車はし続けていくでしょう。