片付けの目標も、タスク管理の目標も、きれいさっぱりになることではなく、本人が生きやすくなること
とある片付けのプロフェッショナルが、このように語っていました。
私の片付け=整理収納の基本は“生きやすくすること”
永井美穂 整理収納アドバイザー 月刊『ブリコラージュ』2014.7〜8月号
だから、片付けとは言っても、家の中がきれいさっぱり、物が少なく、整然としているわけではないのです。
例え、物があふれていて、雑然としていても、本人が生きやすくなればいいのです。
「ゴミ屋敷」などと言われる人の片付けも、本人の気持ちを無視して、物を捨てたり片付けたりしても、本当の片付けとは言えないことになります。
僕はこの一節を読んだ時、タスク管理もまた一緒だな、と思いました。
外から見て、理路整然と、きれいに整っているのが、タスク管理の理想ではけっしてありません。
たとえぐちゃぐちゃしているように見えても、本人が生きやすくなればいいのです。仕事しやすく、子育てしやすくなればいいのです。
だから、決まったツールや、決まったシステムは、ありません。
タスクコンサルティングするときには、あくまでも本人にとっての違和感を取り除き、少しでもスムーズにいくような形を心がけています。