50歳は、起業に最適だと!? / 出口治明 『「働き方」の教科書』
うちの家族もお世話になっているライフネット生命の創業者 出口治明さんが、働き方について語っております。
その中で、ガツンと得られたことを3つだけ取り上げようと思います。
起業といえば、若いうちにやらないとできたもんじゃない、と思っていました。
世の中には、35歳限界説というのもあるらしいです。
しかし出口さんは、50歳が適しているとおっしゃいます。
なぜなら、
- 自分の行く末が見えている
- 子どもの行く末も見えている
- お金や人に目利きがある
というメリットがあるからです。
そうなんですよね。
自分はともかく、「家族を守らないと」という意識が強いので、起業に踏み切れない気持ちは分かります。
でも、自分が50歳の時は、子どもはもう大学生くらいですかね。
大学までいけば、金銭的にはあまり心配ないでしょう。
50歳までは、今いる会社で、できる限りの貢献をし、能力も身につける。
そして、50歳で起業するのもいいかもしれません。
ちなみに、出口治明さんがライフネット生命保険を起業したのは、60歳だそうです。
結婚するのに、何億人も比較検討するわけではないですよね。
地球上には10億人以上の異性がいるにもかかわらず、非常に身近な人を運命の人と決め、結婚するのです。
就職も同じで、地球上には数多の会社があるにもかかわらず、とある仕事を選ぶのです。
縁があったのです。
たまたま縁のあった会社と、相性がよければ、それでいいのです。
結婚と似てますね。
縁のあった会社で、成果を上げながら、武器を身につけるというのは、いい線だと思います。
出口さんの人生論でいいなぁと思ったのは、楽しいことばかりを幸せにつなげないことです。
喜怒哀楽の総量。
これが、幸せの量なのです。
哀しいことが100と、楽しいことが100では、プラスマイナスゼロ。というわけではありません。
哀しいことも+100
楽しいことも+100
だから、200の幸せなのです。
苦労も、やがてはいい思い出であり、充実した人生のスパイスということです。
喜怒哀楽が盛りだくさんの人生のために、お金もしっかりかけて、悔いなし遺産なしの幸せな人生はけっこういいなと思いました。
いろいろと守るものもあるけど、ぼちぼち好きなこともやって、チャレンジングな人生にしたいです。