福祉現場を根底から支えるために、タスク管理技術を広めたい
僕は、福祉現場で働いています。
自分は、何のためにここで働いているんだろう?
福祉って、何のためにあるのだろう?
そう考えると、
人々の幸せのため
であり、
そのためには、
現場が一番大事だ
と思うのです。
人は、人によって幸せになり、人によって不幸になります。
福祉職は、最大限、人を幸せにするのが業務です。
業務として、それをやっているのです。
でも、福祉職が現場に居る時間が少ないと、幸せにする時間も減ります。
福祉職に精神的な余裕がないと、福祉職でありながらも、人を傷つけてしまうことがあります。
福祉職が、現場にいる時間を少しでも長くしたい。
福祉職が精神的に余裕をもって、仕事できるようにしたい。
それが、僕がタスク管理の技術を、福祉職のために拡げようとしている理由です。
現場職員の悩みとして、「直接支援以外のこともたくさんやらないといけない」というものがあります。
記録とか、行事の準備とか、会議とか、連絡調整とか、支援計画とか・・・。
圧倒的に大きな時間を使う直接支援以外の、大小細々した事務作業類。
それが悩みのタネです。
でも、事務作業類がうまくいかないために、現場で余裕がなくなっては、なんともったいないことでしょう。
僕なんかがとうていおよびもしない、すばらしい対人援助技術をもった職員が、事務作業類に追われるがために、現場で余裕を持てない。
それは、とても不幸なことだと思ってきました。もったいなすぎる。
事務作業類で、やらなくていいことはやらない。
繰り返す必要のないことはやらない。
やりにくいことは、やりやすいようにする。
やりたいことを、一歩一歩実現していく。
タスク管理の技術は、そういうことに役立ちます。
福祉職にとって技術とは、主に対人援助技術のことです。
それは、たしかに、そうです。
大事な部分です。
対人援助技術に比べれば、タスク管理技術なんて、小手先の技術論です。
でも、小手先のタスク管理技術が、対人援助技術を根底から支えることができます。
そう信じて、今しばらく、タスク管理の技術を追求し、拡散していきたいと思います。