【福祉コンサルレポ】僕がコンサルしている福祉職3人とオフ会をして、各自に今年度の目標を宣言してもらいました
僕は、福祉現場を豊かにするため、タスク管理を広めることにチャレンジしています。
現在は、3人の福祉職の方にタスクコンサルティングさせていただいているところです。
タスク管理を広めることは、僕のミッションであり、趣味であるので、協力していただいている立場です。
普段は、Facebookの秘密グループで報告や意見交換をしておりますが、先日はオフ会を開催しました。
オフ会で初めて顔を合わせる人がいたり、初めてじっくり話する人がいたりして、オフ会ならではの展開でした。
最初は、私、こおおとななおの実践しているタスク管理システムをそのまま見ていただきました。
システムの構造そのものも参考になったと思いますし、ExcelやWordが基本的に備えている機能(ショートカットやアウトラインプロセッサ)に驚く声もありました。
その驚きは、コンサルタントとしては、捉えておくべきなんですよね。
小さな工夫が、効率をよくします。仕事をはかどらせます。
別に福祉職だからと言って、援助技術だけが仕事を助けるわけではありません。
日常的によく使うツール(ExcelやWordやカレンダー)についての、とても便利な小技であっても、仕事を改善します。
仕事が改善されるということは、当事者をそれだけ幸せにすることにつながります。
福祉の専門職として、関わり方や言葉を磨くことはもちろん欠かせないですが、 実務能力を上げることで、専門性を一層発揮できることは、間違いないのです。
プランでは30分以内に紹介を終わらせる予定だったのが、熱が入ってしまい、1時間30分かかるという事態になったのは、申し訳なかったです。
● ふじまさん(デイサービス事業所の所長)
ふじまさんは、目下、職員体制や人材育成が、最重要課題だと考えています。
今年度はあと半年くらいですが、以下の目標を上げました。
・研修をあと2回実施する。 (これで、今年度は3回の実施になる)
・気づきから起案・実行までをやりやすいシステムを作る。
人材育成の軸に、研修をもってきました。そして、研修を受けてからも動きを考えています。
そして、職員が「あ、こうしたらいいのに。」と気づいたことを、なるべく実現しやすいように、起案のしやすさや実行のしやすさに配慮します。現在は、昔から使っている書式や手順などで、やりにくいんじゃないかと考えています。
自分の気づきから、自分で実行して、成果が出て気持ち良くなる。その充実感を大事にしていきたいとのことです。
● ひろひこさん(入所施設で直接支援職員)
ひろひこさんは、スマホやパソコンが触れない直接支援現場でも、うまくタスク管理する仕組みが作れないか野心に燃えています。
今年度の目標は、以下の通りです。
・メモとアプリをリンクさせて、福祉現場の質を上げる。
いいですね。現場に持っていけるのは、メモ用紙。
それと、アプリをどう連携させていけるか。
多くの福祉現場が待ち望んでいるタスク管理の技術です。
● まるこさん(相談事業所の相談員)
まるこさんが気になっているのは、実は、健康です。
多忙な仕事や諸活動をするための「からだ」が、悲鳴をあげ始めてる。どうも、これはまずい。
いい仕事をするためには、健康であることは基礎的要素です。
今年度の目標は、以下のようになりました。
・毎日、23:00に寝る。
・事務的なルーチンを確立する。
話の導入としては、「早起きして、早く出勤して、誰もいない時間帯にさっさと事務を済ませたい」ということがありました。
そのためには、最初は「早起きしなきゃ」なんて目標になりました。
しかし、まるこさんにとってのネックは、早起きではないのです。
「早寝」なのです。
やりたいことが多すぎて、寝るのが惜しくて、どうしても夜更かししてしまう。
それで睡眠が4~5時間になる。
だから、とにかく定時に寝るルールを課すことが重要ということになりました。
そして、些末な事務に翻弄されないように、ルーチンを確立します。
今まで、Facebookの秘密グループで週次レポートしてもらっていたことに、今回のオフ会で決めた目標についても、進捗具合を加えてもらうことにしました。
やはり、毎週意識して報告するようにしないと、日常の些事に追われて、中長期的な計画はすぐにふっとんでしまいますから。
僕の3人へのコンサルティングは、今年度限りの約束でご協力いただいているものです。
どうにか、一つでも成果として挙げたいと思っています。