自分の外側を飾るものではなく、内側に湧き出すものを重視して生きる
岡部明美さんのこの本は、自分の内側にあるものを、丁寧に意識させてくれます。
僕らが日々、無意識にも、意識的にも気にかけているもの。
それは、
他人からの評価
それを得るために、人はけなげに努力します。
時に、人生を奪われるほど、注力します。
おかしなことですね。
よりよく生きるために、存在意義を感じるために、他人から評価してもらいたい、認めてもらいたいと思うはずなのです。
でもいつしか、他人の評価を得るために、人生を棒に振ってしまうのです。
小さい頃から傷つき、他人の顔色をうかがうように生きていたら、なおさらそうでしょう。
いや、誰しも多少なりとも傷つき、自分の感性にフタをして、他人の顔色を伺っているのかもしれません。
他人の評価をもらうため。
他人からどう思われているか。
そのためだけに努力していたら、自分をなくしてしまいます。
だって、他人なんて、価値観が十人十色です。 会う人会う人に合わせて自分の外ヅラを変えていたら、数え切れないほどの衣にまとわれ、自分が見えなくなってしまいます。
やがて衣は、固くなって鎧のようになり、脱ぎ捨てるのも一苦労になるのです。
鎧であれば、一見、自分を守っているかのように働くので、やっかいです。
たしかに、鎧は自分を守るでしょう。
しかし、鎧を身につけたままでは、動くにも苦労します。
こころが重くなって、しんどくなって、気持ちが鎧にしか向かなくなって、心の奥底にある感性に気づかなくなってしまうのです。
本当は、
本当は、
鎧を脱ぎ捨てて、自分の感性に従って生きていきたい!
本当は、
本当は、
もっと違う生き方をして見たい!
本当は、
本当は、
人生をかけてやってみたいことがある!
そのような、自分の感性に従った生き方をするためには、内側から湧き出す感情に意識を向けることが大事なんだと、岡部明美さんの本から学びました。
もっと平たく言えば、
わけもなく好きなこと
そういったことって、ありませんか?
小さい頃、無性にワクワクしたこと。
今でも出会うと、ときめいてしまうこと。
好きな理由?
しらねー。
好きだから、好きなんだ。
そういった、こころの素直な感性を、丁寧に拾って、大事にする。
こころだけじゃなく、からだもピクンと反応しちゃう。
そういった反応も大事にする。
こころとからだの、素直な感性の延長線上に、自分の幸せはある。
全てをかけても後悔しない人生がある。
そう思えた本でした。
以上、福祉現場と子育て家庭を、タスク管理とものづくりでいい世の中に!
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