こころとからだの張りがゆるむ。寝起きの抱っこは最高に居心地のいい時間
いつも、ブログをお読みいただきありがとうございます。
「居心地の良さ」とか「リラックス」って、いろんなところで追及されていると思います。
今回は、子育ての一場面から、居心地の良さについて書いてみます。
子ども(2歳・4歳)は、朝起きた直後、すぐに抱っこをせがんできます。
そこで、しばらく抱っこしてます。
しばらく経った後、自分から降りようとします。
あたかも、抱っこされながら、今日一日を始めるための充電をするかのようです。
きっと、寝起きの直後って、まだ現実の世界に馴染んでないんだと思います。
夢(ゆめ)か現(うつつ)か、なんて言葉がありますが、夢とも現(うつつ)とも分からない、そんな状態なんだと思います。
そして、ぼ~~~っとして、リラックスした状態なんでしょう。
普段、起きている時は気を張っているのです。
夢と現との境界線をはっきり意識し、現実の世界でなんとか物事を理解しようと努め、世界へ立ち向かっているのです。
特別に何をするでもなく、普通に生きているだけでも、そのような精神状態なんでしょう。
こころが緊張しているのです。
それが、睡眠という状態をはさんで前後は、こころの緊張がほぐれ、夢と現の境界線があいまいになり、弛緩します。
弛緩した状態はリラックスした状態なので、楽で、心地がいいでしょう。
一方、からだの方も、普段普通に生活しているだけで緊張しています。
特に、肌は。
骨や筋肉や筋や体液。
それらが流れ出ないように、むき出しにならないように支えているのが、皮膚です。肌です。
常に外界と接し、外気と接し、あらゆる刺激を受け、体内を守っているのが、肌です。
シビアに緊張しています。
それが、抱っこされ、肌と肌が触れ合っている時は、緊張がゆるみます。
同じ体温だし、同じ質感だし、自分の肌なんだか、親の肌なんだか、よく分からなくなってきます。
肌の緊張がゆるんだ状態は、リラックスしているので、心地いいでしょう。
お風呂もたぶん、似たような効果があると思います。
寝起きでぼーっとし、こころがゆるんでいる。
抱っこでほんわかし、からだがゆるんでいる。
そういう、ゆるゆるの状態が、寝起きの抱っこです。
そーとー居心地がいいと思います。
大事な時間です。
だから、子どもが寝起きに抱っこをせがんできたら、必ず抱っこして、満足するまでずーっと抱っこしてあげたいと思っています。
朝一の時間、夢か現かのはざまで、自分か親かのはざまで、心地よい一体感を感じてるんじゃないかなぁ