感覚だけでは、正確な所要時間を把握できないので、記録してみる
どんな仕事に、どれくらいの時間がかかっているかっていうのは、分からないものです。
実際に測ってみると、分かります。
とある用件で日程調整をしようと、相手に電話をかけました。
すると、当人は不在でした。
不在だったので、こちらの日程の候補日だけ伝えて、 折り返し電話をくれるように伝言をお願いしました。
サクッとした作業だったので、それほど時間はかかっていないと思いました。
体感だと、1分。長くても、2分。
でも記録を見ると、3分かかっていたんですね。
ちょっと驚きました。
僕は、仕事する時に開始時間と終了時間を記録しています。
みなさんも、TODOリストを書いて、「終わったら線を引く」ということをやったことがあると思いますが、そんな感覚です。
これは、大橋悦夫さんが開発したタスクシュート方式という仕事のやり方なのですが、
- あらかじめ今日やることを決め、順番も決め、所要時間も見積もっておく。
- 作業の開始と終わりを記録する。
という特徴があります。
Excelでは、時間を入力するのに手間がかからないように、ショートカットキーがあります。
「 Ctrl 」キーと、「 : 」キーと同時に押すと、その時の時間が記入されるのです。
だから、仕事を始める時にショートカットキーを押し、仕事が終わった時にショートカットキーを押す。
これだけで、時間の記録ができます。
先程の電話でいうと、
- 電話をかけようとするときに、ショートカットキー。
- 電話が終わったら、ショートカットキー。
こういう作業になります。
これで、3分かかったと分かったのです。
何分かかったかという計算は、Excelの中に計算式を組んだので、自動で算出してくれます。
ここで大事なのは、「感覚だけでは、3分を正確に測れない」ということです。
だったら、1日を通して「今日はこれだけの仕事が終わらせられるはず」なんて、感覚だけで正確に見積もれるわけがないのです。
どんな仕事には、どれくらいの時間がかかるのか。
それは、事実を見返すことによってしか、把握できません。
だから、記録するのです。
そして、振られた仕事や共同作業をするにおいて、「いつごろまでに、どこまでできる」ということを、相手に伝えていくことができるようになり、チームワークが円滑になるのです。