タスク管理が、僕の頭を怖いほど静寂にしたのは、忘れられないこととなった
僕がタスク管理を始めてから起きた、忘れられない出来事の一つに、頭の中が静寂になったということがあります。
もともと僕は、ぼーっとしていて、鈍いところがあります。
それが高校時代からのコンプレックスでもありましたし、仕事上でもそんな自分を恨んだりしました。
それはそれとして、昔からタイムマネジメント系の本は好きで、仕事術系の本をいろいろ読んでいました。
今思えば、鈍くてつまずきやすい状況を、打開できる方法を知るのが、快感だったのかもしれません。
やがて、デビッド・アレン氏のGTDという情報管理の手法に出会うことができました。
タスク管理やライフハックを実践されているブロガーさんたちのブログとも出会い、マネっこしているうちに、GTDを自分なりに体得していきました。
それなりに苦難の道でした。
2年ほど前の話です。
ある程度タスク管理システムが確立した時、自分の中で驚く変化があったんですね。
ある日、「あれっ!?」と思いました。
頭の中が、静寂となったのです。
それは恐ろしいほどに。
風音一つしない、鳥の声もしない、朝方のさわやかな深林に1人たたずんでいるかのように、「し----ん....」としてしまったのです。
ちょっと怖かったですね。
なぜなら、ただでさえぼーっとしている僕です。
それがさらに、からっぽになってしまったのですから。
どうなってしまうんだろうかと思いましたよ。ちゃんと仕事やっていけるのか?と。
デビッド・アレン氏は、GTDの目的に、「ストレスフリー」を掲げています。
それは、水のように澄んだ心であると説きます。
僕の場合は、深林のように静寂な頭でした。
でも幸いなことに、からっぽになって止まってしまうんではないかと思われた僕の思考は、止まることはありませんでした。
GTDを一つのベースにしたタスク管理は、今やるべきことを明確にしてくれます。
僕の頭の中は、今やるべきことで満たされました。
タスク管理が、からっぽになった頭を埋めてくれたのです。
心は燃え、留まることなく動き出しました。
鈍くてぼーっとしているのは、おそらく僕の本質です。昔からなんですから。
家庭でも仕事でも、迷惑をかけることが多い本質です。
それは忘れないようにしたいと思います。
でも、タスク管理をすれば、こんな僕でもできることがそれなりにあるんだと、今では自信をもっています。
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