社会を良くする形は、いろいろある! YOKOHAMA Chagemaker’s CAMP2013 最終報告会(2014.2.7)へ参加してきました

社会を良くする形は、いろいろある! YOKOHAMA Chagemaker’s CAMP2013 最終報告会(2014.2.7)へ参加してきました

なぜ、家族に頼み込んでまで、この報告会に参加したかったのか。

Yokohama Changemaker's CAMP 2013 最終報告会 ~8名の起業家による「戦略的ソーシャルビジネスプレゼンテーション~

「自分たちの力で、地域や社会の問題を継続できる形で解決する」
そんな堅い決心をもって事業化に挑む起業家を排出していく、
それが『Yokohama Changemaker's CAMP』のプログラムです。

なんとも魅力的じゃないですか。

Yokohama Changemaker‘s CAMP 2013 最終報告会 | Yokohama Changemaker's Camp

法人の形

僕は、世の中をよくして行きたいし、自分の職業である「社会福祉」を発展させてよくしていきたいと思っています。

福祉の拡充といえば、その筆頭は社会福祉法人です。
しかし、社会福祉法人でないとできないのか。
NPO法人はどこまでできるのか。
他にもいろんな形があるんじゃないか。
そういう思いで参加しました。

折しも、障害福祉にすら株式会社の門戸が開かれ、参入が進み、社会福祉法人の役割とは何かが厳しく問われている時代です。
社会福祉法人には、「福祉のことは、自分たちにこそ任せなさい」というような、自負があるはずです。

しかし、今回の報告会に参加して、NPO法人や株式会社の持っている熱意や工夫やパワーには、スタンディングオベーションを送らざるを得ませんでした。社会福祉法人とは、別の形の、社会的課題の解決の仕方を、まざまざと見せつけられました。

例えばなんせ、「傾聴」ですら事業化してしまうんですよ。
ボランティアベースだった傾聴活動を、飯の種にする。
これには驚きました。

ソーシャルビジネスは、自分たちの理念を事業化します。
受託事業は、理念を実現するためのツールの一つであって、それだけには頼りません。法人本来の事業は、受託事業とは別に、太く立てています。
社会福祉法人の指定福祉サービスは、ある意味、国からの受託事業です。
国事業から離れて、独自で事業展開して行こうとすると、ニーズ調査なり、選択と集中なり、協力者とのつながりなり、仕組みそのものへの創意工夫すら必要とします。

国事業にのっかると、報酬もしっかりしているので、それだけ安定的に強力な福祉を実現できることは確かです。
ただ、仕組みそのものも含めた創意工夫という部分は、NPO法人がどんどんかっさらってしまうような気がします。
そしてそれを応援したい。
税金(報酬単価)に左右されてしまう事業ではなく、粘り強く根強く柔軟に展開するソーシャルビジネスに。

ただ、知りたかったマネタイズの部分は、今回は聞けませんでしたね。

民間法人と行政

そういった、福祉を良くするいろいろな組織を知ってこそ、社会福祉法人や行政の役割がまた明確になってきます。
いや〜、いろいろな素晴らしい組織がありますよ。自分の無知ぶりにはまいりましたね。
勉強が足りない。全然、足りない。

最近、柏女霊峰さんの提唱する「現場のプロは民間で、法律のプロは行政で」という考え方に、けっこう影響を受けることを前提に話しますが、今回も柏女さんの意見を後押しする感覚に襲われましたね。

地域に根を張った、柔軟な対応のできる、当事者にとことん寄り添う現場のプロは民間にたくさんいる。いろんな組織の形で。それを育てたい。
行政は、法律・制度。そして社会資源を知悉し、的確に情報収集・発信をし、コーディネートしていくプロになっていくべきではないか。さらに、現場が動きやすくなる法律や制度へ提案し、革新していく。少なくとも、現場が困るような制度改変はしない。それが行政職員に求められてくるんじゃないかな。
行政職員すべてにそれを求めるのは無理としても、その方面で動ける行政職員がいると、現場は心強いのではないかと思う。
自分の理想像としても、念頭に置いておこう。

さいごに

今回報告された一つ一つの組織に対して、レビューしたいのですが、その時間はまだ確保できないので、個人的にも残念です。

でも僕、やる気出ちゃいましたよ。
たった一度だけの人生。後悔のないように生きたいじゃないですか。
やれることは、まだまだある。

報告会の第2部は、立食形式の交流会でした。
今回の報告会で、必ず人脈も広げておきたかったので、積極的に声をかけて行きました。
本日知り合いになれた方は、3名。
横浜市政策局のキーパーソン係長とお会いできました。念願が叶いました。
個人で活動する心理カウンセラーの方と、お知り合いになれました。
そして、「生活課題なんて、みんな何かしらもっているんだ。ちょっとした職業や生活状況で、住まいを失う人を増やしたくない!そのためには、なんだってする!」という民間の一不動産屋さんと、お知り合いになれました。この人はすごいですよ。今後絶対お世話になりそうです。多少の問題があっても、アパートなどに入居するためのテクニックがあるそうですし…ふふふ、知りたい。楽しみですね。

それにしても、横浜って、おもしろいところだな。
行政もこんな取り組みを創って、後押しするなんて。

とくまる
公務員タスク管理の人
「自分のペース」と「安心感」で、自分らしい仕事をしよう!
うまく仕事ができずに悩んだ20代。
タスクシュートを中心としたタスク管理を始めてから、自治体独自の制度創設メンバーに抜てき、主任の昇任試験に合格。
制約の多い公務員のためのタスク管理を研究中。
愛用はTaskChute2。
自分史/発達障害/子育てパパ
※発信は所属する組織とは関係なく、個人の見解です。

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