なぜ水分をこまめに摂ると、インフルエンザにかかりにくいのか
インフルエンザとか、風邪の予防として、「水分をこまめにとること」っていうことを、よく聞きませんか?
でもそれって、なぜなのかを意外と知らないんじゃないかと思います。
そこで、水分とインフル予防の関係性を調べてみました。
インフルエンザウィルス。
こいつが、体内に入ると、発症します。
(イラスト 私)
こいつを体内に入れないための体の仕組みが、のどでいつも動いてくれている「線毛」くんです。
線毛のおかげで、ウィルスが体内に入り込むのを防げます。
外から吸い込まれたウィルスは、空気の通り道である気管の中でペタッと貼り付きます。
しかし、気管の中には、粘液があり、そこでとらえられます。
そしてそこからですよ、線毛くんの出番です。
線毛くんは、いつもいつも動いてくれています。
1秒間に15回は動いてます。
この動きがじゃまして、ウィルスは、体内にまで入り込めません。
線毛くんにもてあそばれているうちに、ウィルスは胃まで流されて、胃酸で消滅してしまいます。
あるいは、咳で体外へ飛ばされます。
こうして、ウィルスが体内に入り込まないことで、病気にならずに済んでいるのですね。
そんな線毛くんには苦手なものがあります。
それは、
寒さ と 乾燥
です。
線毛くんにも血が通っているので、寒さで血流が悪くなると、動きが悪くなってしまいます。
あるいは、乾燥で、線毛を包む粘液が固くなると、線毛くんも動けなくなってしまいます。
だから、こまめに水分を摂ることで、線毛くんが本来のバツグンの動きをしてくれて、ウィルスが体内に入るのを防ぐことができるのですね。
1度に大量に飲むのではなく、こまめに飲む方がいいということになります。
さあ、体をあたたかくして、ちょこちょこ水分をのどに流し込みましょう。
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