子どもの学習支援によって、親も輝いてしまう
貧困世帯で不利な状況にあると、高校進学すら難しくなってしまいます。
そんな世帯の子ども向けに、学習会を開いている団体が増えてきました。
貴重なレポートも読めるようになってきました。
そこで、印象的な文章があります。
子どもはよく言いますけれども、学習教室で一番よかったことが、今までテストで6点ぐらいだったのがやっと10点以上取れたことだと。それからもう一つは、親子の話題が増えたことです。
今までは説教されると、うるさいという関係だったのが、学習教室の様子をしゃべるようになった。それで、子どもが少しずつわかるようになると親白身がやはり元気になるのです。
白鳥勲 貧困の連鎖を断つために支えと学びで子どもたちに希望を 『季刊 公的扶助研究』全国公的扶助研究会
もともと、貧困世帯の子ども向けの学習会は、非常に大事だと思っていました。
高校進学できなければ中卒ということになり、安い労働力として使い回されてしまう心配があるからです。
それに、もう一部大人とも思える高校生の生活では、インパクトの大きなトラブルも起き、誰かの支えなくてはつぶれてしまうでしょう。
高校退学する子も年間5万人を超えます。
高校生活を支える人と出会うためにも、学習会は大事だと思います。
それに加えて、親も元気になっているとは、レポートを読まないと分からないことでした。
子の成長は、親の喜びです。
子のつまずきは、余裕があればフォローできますが、余裕がなければ、親の失望となり、怒りとなることもあるでしょう。
子の成長によって、親が輝くというのは、とても素晴らしいことです。
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