歯医者は、2回行かなければならない?いや、1回でも大丈夫な場合があります。
健康にはそこそこの気を遣ってます。
歯の健康を、最短時間で守るため、半年に1回は歯科通院してます。
以前は、歯に違和感を覚えてから歯医者に行っていましたが、それでは完全に手遅れですよね。
どう考えても手遅れですよね。
虫歯になると、治療に、時間もお金もかかってしまいます。
なにより、大切な歯が、無くなっていきます。
だから、軽症のうちに治療することで、かける時間もお金も少なくし、これ以上歯を失わないようにできるんですね。
さて、歯の治療に行った時、ちょこちょこっと治療して、「はいまた次回」ということ、ありませんか?
「えっ、せっかく仕事休んで、時間とってきたのに、それだけ?」
「また来るのに、どれだけの調整が必要だと思ってるの?」
という怒りが湧いてきたので、受付の人に訊いてみました。
そしたら、わざわざ歯医者さんが出てきてくれて、返事をいただきました。
「保険の関係で、2回に分けないといけないのです。」
「もし、ご希望でしたら、1回にまとめて治療することもできるので、あらかじめ言ってくださいね。」
ということです。
保険の関係?
ネットで調べましたが、「一度に多くの時間をかけ、たくさんの治療を行うこと」を、医療保険の仕組みが防いでるようです。
もし、一度に多くの時間をかけることを前提とした場合、予約で確保する時間が多くなります。
でも、患者の都合でキャンセルされることは良くあります。(僕も、何度かありました)
そうすると、歯医者の運営としては、空いてしまった時間が、大打撃になってしまうんですね。収入ゼロですから。
だから、一度の治療にかけられる時間は、準備と片づけを含めて、30分程度という目安があるそうです。
で、30分程度だとして、そのなかでたくさんの治療ができるわけがない。
きっちりやろうとすれば、上の歯と、下の歯と、別々に治療するはずだ、と。
そうせざるを得ないように、一度に多くの治療を行う(=診療報酬の請求をする)場合は、指導が入ることがあるそうです。
ただし、これには厳格な統一ルールがあるわけではなく、地域によって行政の対応にも差があるようです。
僕の通う歯医者さんは、「もし、ご希望でしたら、1回にまとめて治療することもできるので、あらかじめ言ってくださいね。」ということを言ってくれたので、どうにかやりくりして、患者の都合を優先してくれようとしているのだと思います。
ありがたいことです。
保険の仕組みがそうであれば、無下に歯医者を責めるわけにはいきませんね。
まあ、「少ない時間では、多くの治療ができないはず」というのも、今より技術が劣っている昔に決めたこと。
今の技術であれば、少ない時間でも治療できることは増えているのに、制度改変をしていない、という意見もあります。
通院なんて、そんなに気安く行けるもんじゃないんだから、なるべく少ない回数で終わるように、(でもきちんと治療ができるように、)制度を整えてほしいものですね。
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