3D思考で自分だけではありがちなパターンから抜きん出る/泉本行志『3D思考』

優れた仕事をするために、
自己流の仕事のパターンを構築している方も多いでしょう。
パターン化は、
優れた仕事をするための、
必須事項だと思います。
自分に最適な習慣(パターン)こそ、
最大のパフォーマンスを発揮する要ですからね。
でも、パターン化のデメリットとして、
自分の枠を壊せない
というものがあります。
パターンは、
コンフォートゾーンとして機能し、
そこから抜け出すことを、
心理的に妨げられるんですね。
そうすると、
独りよがりな思考になってしまい、
お客様のために仕事しているのか、
自己満足のために仕事しているのか、
わからなくなってしまいます。
そこで登場するのが、
泉本行志さんが提唱する3D思考です。
3D思考で枠を突破する
3D思考とは、
取り掛かるタスクに対して、
3つの視点で整理する思考方法です。
- 「レベル」という縦軸
- 「ポジション」という横軸
- 「時間」という前後軸
3つの視点を、縦・横・前後と仮定することにより、
視点を立体的に移動させるイメージを持つことができるのです。
何かを考えるときには、いつも自分を中心に置き、視点を3つの方向に立体的に移動させるイメージをめぐらすようにすると、3つの視点軸を意識した「3D思考」が常にできるようになるでしょう。
(P.152)

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「レベル」「ポジション」「時間」
「レベル」「ポジション」「時間」の
それぞれを簡単に説明すると、
以下の通りです。
レベル
ポジション
自分のサービスや提案に対して、
目線を、顧客、競合他社、提携企業などから見てみる。
相手にとって、望ましいものなのか?
価値を提供できているのか?
時間
スケジュールや見通しは、
無理がないか?
3つの視点から立体的に整理する
泉本さんは、こう言います。
ものごとを整理して考える際に、「レベル」「ポジション」「時間」の軸を使うと非常にすっきりする一方で、逆に1つでも足りないと、重要な要素を書いた不十分な結果に終わるでしょう。(P.160)
3D思考とは、
・レベル(縦軸)
・ポジション(横軸)
・時間(前後軸)
の3つの視点から課題(タスク)を見直すことです。
もし、課題に行き詰まったら。
いや、行き詰まらずにスムーズに仕事を運ぶためにも、
3つの視点で整理しながら進めたいですね。