自閉症支援の構造化とタスク管理の共通点

自閉症支援の構造化とタスク管理の共通点

前回の記事では、

自閉症支援における構造化をご紹介いたしました。

 

そこで構造化の本質とは、

「分かる化」と「できる化」である。

 

ということも伝えました。

 

 

この「分かる化」と「できる化」は、

タスク管理においても、

非常に重要な考え方になります。

 

 

というより、

まさに「分かる化」と「できる化」のために、

タスク管理をやっている

と言っても過言ではないかもしれません。

 

複雑な世の中を生きていくためのタスク管理

現代の世の中、社会、仕事は、

複雑な事情がからみ合って、

とても早く変化していき、

先のことが容易に読みかねます。

 

 

「いったい僕は、今どういう状況に置かれているのか?」

「この状況で、何をすればよいのか?」

 

 

それを分かりやすくするため、

やるべきことをできるようにするため、

そのためにタスク管理があります。

 

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自閉症の特徴と現代

自閉症は、

状況の変化に弱く、

気になることにとらわれやすい傾向があります。

 

その特徴は、現代においては、

すべての人に当てはまるのではないでしょうか。

 

 

なぜなら、

あまりに早い変化についていけず、

身の回りに何が起こってきているのか分からない。

過剰な情報に溢れ、判断が追いつかず、

やるべきことを見失ってしまう。

 

これは、

複雑で高速な社会に生きる人が

巻き込まれてしまう状況ですが、

一方では、

自閉症や発達障害と言われる人たちの

特徴そのものです。

 

 

複雑で分かりにくいもの、

あまりに早く変わっていくもの。

 

そういった変化や情報を整理し、

分かる化・できる化するのが、

自閉症に対しての構造化の技術ですし、

ビジネスパーソンやママパパにとってのタスク管理という技術でもあります。

とくまる
公務員タスク管理の人
「自分のペース」と「安心感」で、自分らしい仕事をしよう!
うまく仕事ができずに悩んだ20代。
タスクシュートを中心としたタスク管理を始めてから、自治体独自の制度創設メンバーに抜てき、主任の昇任試験に合格。
制約の多い公務員のためのタスク管理を研究中。
愛用はTaskChute2。
自分史/発達障害/子育てパパ
※発信は所属する組織とは関係なく、個人の見解です。