発達障害児が安心・安定して過ごすための生活シナリオ

発達障害児が安心・安定して過ごすための生活シナリオ

前回の記事では、

障害児を育てる親にとって、

生活シナリオがとても有効です

ということを書かせていただきました。

 

でも実は、

発達障害のある子ども本人にこそ、

生活シナリオが必要なんですよね。

 

発達障害があると変化が苦手

発達障害があると、

突然の変化に苦手さがあります。

 

いつもと違った生活の流れも変化ですし、

親からの突然の指示も変化です。

 

テレビやめなさい!

服を着替えなさい!

お風呂に入りなさい!

すぐ出かけるよ!

 

予想もしなかった事態に、

子どもは戸惑うでしょう。

 

 

子どもは、子どもなりの過ごし方をしているのです。

突然、行動の変化を求められたら、

うまく切り替われるでしょうか?

 

「いやだ〜!」

となってしまうかもしれません。

 

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発達障害児のための生活シナリオ

子どもが安心して過ごせるためにあるのが、

生活シナリオです。

 

まずは、これをやって、

次はこれをやって、

最後にこれをする。

 

 

例えば、

まずは着替えをして、

次は、脱いだパジャマをたたんで、

それからゲームをする

とか。

 

 

もっと細かくしたほうがいい子もいます。

服を出して、

パジャマを脱いで、

服を着る

とか。

 

 

こういう生活のシナリオが、

あらかじめ子どもが分かっていれば、

急に「早く着替えなさい!」と言われて慌てるような

子どもにとって苦手な「突然の変化」ではなくなります。

 

 

ただポイントは、

生活シナリオを、子どもが理解しているか。

生活シナリオの存在を、子どもが意識しているか。

というところにあります。

 

それはそれで、

グッズの作成や、環境設定が必要になってくるんです。

 

親の生活シナリオとは違う

親はおそらく、

当たり前のように「先を見通した行動」ができているのです。

「今日は、こんな感じの生活の流れでいこう」

「このタイミングで、これをやっとこう」

と、親自身の生活シナリオを立てているのです。

 

でもそれは、

あくまでも「親自身にとっての生活シナリオ」です。

子どものものとは違います。

 

 

親の生活シナリオと、

子どもの生活シナリオを、

うまく調和させると、快適な時間が過ごせることになります。

 

 

お子さんが安心できる生活シナリオ、

つくってみてくださいね。

とくまる
公務員タスク管理の人
「自分のペース」と「安心感」で、自分らしい仕事をしよう!
うまく仕事ができずに悩んだ20代。
タスクシュートを中心としたタスク管理を始めてから、自治体独自の制度創設メンバーに抜てき、主任の昇任試験に合格。
制約の多い公務員のためのタスク管理を研究中。
愛用はTaskChute2。
自分史/発達障害/子育てパパ
※発信は所属する組織とは関係なく、個人の見解です。