パーフェクトな親や子じゃなくていい 完全主義を手放す子育て

パーフェクトな親や子じゃなくていい 完全主義を手放す子育て

橋下さんは、娘さんと二人暮らしです。

娘さんは、小学生。

IQが100を超えているのですが、

広汎性発達障害があります。

 

そんな橋下さんに、お話を聞いてきました。

 

完璧ではない親子を楽しむ

パーフェクトでなくてもいい

橋下さんは、

「親としても、子どもとしても、

パーフェクトを求められるようになってしまっている」

と心配しています。

 

親としては、家事も育児も、完璧にこなすことが標準にされると、

息苦しいですよね。

 

子育てしていたら、

人に支えられてなんぼです。

当然です。

パーフェクトなんて、誰もあり得ません。

 

支えられてなんぼです。

 

捨てた「あるべき論」

橋下さんは、

「画一的な家族像や、

『家族はこうあるべき』という

『べき論』も捨てました」

とおっしゃいます。

 

そのような、どこかの誰かを気にするのではなく、

目の前のこの子。

今のこの自分。

それを認めて、受け止める。

そこがスタートだということです。

 

頼るのが下手だった

橋下さんは、

行政や友人に、うまく頼っています。

 

でももともとは、

頼るのがすごく下手だったと、おっしゃいます。

 

そして、全部自分で抱えて、潰れていったタイプだそうです。

 

潰れてしまっては、

親自身も、

子どもも、

幸せとはなかなか言えないと思います。

 

人を頼ってでも、

笑って過ごせることを大事にしたい。

 

そのような橋下さんの姿勢が、

僕はとてもいいと思います。

 

親も子も、パーフェクトヒューマンではないですから、

頼ってもいいんです。

 

ゆとりの姿は人それぞれ

橋下さんは、子どもがのんびり過ごすためには、

親にゆとりがある必要があるとおっしゃいます。

 

ただ、そのゆとりとは、人によって違います。

だから、自分なりに余裕を作れるようになってほしい。

 

橋下さんは、子どもと少し離れる時間が持てた時、

「あ、私も、子どもに癒されていたんだな・・・」

と気付くことができたそうです。

 

ずっと一緒にいるのが、必ずしも幸せとは限らないですよね。

障害があっても、なくても、

自律しているのが、幸せです。

 

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親にコントロールされていた子ども時代

橋下さんは、子どもにいろんな体験をさせて、

自分で選べるようになってもらいたいと思っています。

 

「私はこう思うけど、あなたはどう思うの?」

と聞いて、

子どもの選択を尊重しています。

 

なぜなら、自分自身が他人にコントロールされて、

息苦しかったからです。

 

自分の親や夫から、

「あなたのために、こう言っているのよ」

とよく言われましたが、

ぜんっぜん嬉しくないし、苦しみました。

逆に、

「それって、あなたの見栄や価値観の押し付けだよね」

と思いました。

 

そして、自分の子どもには、同じような思いはさせたくない!

と強く思ったのです。

 

だからこそ我が身も振り返ります。

「『子どものため』と思って言ったり、やったりすることは、

 それは本当は、自分のためになっていないか?」

と。

「あなたのため」が、子どもを完璧にコントロールするための、

常套句になっていないか?と。

 

これは、重要な自問自答だと思います。

 

さいごに

橋下さんが、

発達障害のあるお子さんとでも楽しんで過ごすための秘訣は、

完璧主義を手放す

という点にあると思います。

 

親としも、

子どもとしても、

です。

 

パーフェクトな親も子どもも、

この世にはいません。

欠けているところを責め始めたら、

それだけで人生が終わってしまうでしょう。

 

ありのままの自分を認め、

付き添っていくしかないです。

 

 

もし、お子さんが学校の運動会で、

欽ちゃん走りをしていたら、

あなたは子どもに何て言いますか?

 

橋下さんは、笑いながらこう思ったそうです。

「まあ、いいか。

走れなくたって、生きていけるんだし。

元気でいてくれるんだから…」

考えられないようなお子さんの行動に対して、

笑ってしまうほど楽しむか。

苦しくなるほど悲しむか。

とらえ方しだいかもしれないですね。

 

とくまる
公務員タスク管理の人
「自分のペース」と「安心感」で、自分らしい仕事をしよう!
うまく仕事ができずに悩んだ20代。
タスクシュートを中心としたタスク管理を始めてから、自治体独自の制度創設メンバーに抜てき、主任の昇任試験に合格。
制約の多い公務員のためのタスク管理を研究中。
愛用はTaskChute2。
自分史/発達障害/子育てパパ
※発信は所属する組織とは関係なく、個人の見解です。