【自分史】vol.71 いい出来栄えと思ったビリーフ(起業理念)が、1日でもう、不満に思っていた

昨日、自分史のコンサルティングを受けることで、
とてもいいビリーフ(事業理念)が
出来上がりました。
僕の話を丁寧に聞き取ってくれて、
けっこう満足のいくビリーフが出来上がったんですよね。
それは、こちらです。
育てにくい子を育てていることを壁に感じている親御さんは私の、15年以上にわたり情報整理・タスク整理を生かして障害児をケアしてきた経験を元にしたこころにもカラダにもゆとりをもち、やりたいことを確実な行動に落とし込めるセルフマネジメントサービスがあればもっと、子どもの育てにくさを受け入れ、仕事も家族も大切にし、自分のいきたい人生を実現できるようになり子どもと一緒に笑い合える社会が実現できるのに
というものです。
けっこういいですよね(^^)
コンサルタントさんとも一緒に、
「いいものが出来上がりましたね」
と喜んだところでした。
・・・・・・
しかし1日経って、改めて読んでみたところ、
思いもかけない感情が湧き起こりました。
「情報整理やタスク管理だけじゃ、
障害児を育てる親御さんは、
救えないよ!!」
って。
この感情が湧いた引き金は、
ビリーフを作成した後に続く、
あるワークシートの言葉でした
そう、断言できなかったのです。
そして、どこに抵抗感があるのかを探ってみました。
すると、
ダイヤモンドバリューと呼ばれる
価値のある経験の部分に引っ掛かりがありました。
この部分です。
「情報整理・タスク整理を生かして障害児をケアしてきた経験」
障害児のケアにとって、情報整理・タスク管理は、超役立ちます。
でも、それだけじゃあ、うまくいきません。
とりわけ子育てにおいては、
まず自分の弱さ・できなさを許し、受け入れる
ということが重要だと思っています。
つまるところ障害というのは、
うまくいかないことです。
その要因は、個人的なことかもしれないし、環境的なことかもしれません。
人は完璧な存在ではないので、
どこかしら「うまくいかなさ」は持っています。
そのうまくいかなさが顕著になると「障害」と呼ばれます。
障害者と健常者は、
明確な線で区切られるものではなく、
延長線上に、グラデーション状に、存在するものです。
あたかも虹が、端っこと端っこの色が違うので、
違う色の積み重ねのような気がするけど、
どこからどこまでが赤で、
どこからどこまでが紫なのかは、
まったく分からない。
いつのまにか色が変わっている。
「障害」というのも、
そのような連続体の上に定義されるものです。
だから、
自分の弱さ・できなさを受け入れることで、
「どうにもうまくいかない、育てにくいこの子も、
どこかで助けを求めてるし、
苦しさを抱えているし、
ちょっとした手助けがあれば、できることはたくさんあるんだ」
と、自分ごとのように親しみが湧くのです。
僕もまた、そのように自分の弱さ・できなさを受け入れ、
障害児に対する慈しみや理解をするスタンスを、
身に付けることができたのです。
障害児を育てる親御さんにも、
そこを一つのスタート地点にしていただき、
自分の人生も、
自分のお子さんも、
大事にできる素地を整えてもらいたいと思います。
在り方とやり方。
この両方が大事なんですね。
ノート3冊分の自分史を使って起業エンジンを見つけ「集める」のではなく「集まる存在」に変化させる起業エンジンメーカー阪井裕樹さんのブログサイトはこちら