「いつもと変わらない日常」があるからこそ、安らげる

身体は、調和を保とうとして、身体が熱くなれば、汗をかいて冷まそうとします。異物が入れば、排出しようとします。
精神もまた、調和を取ろうとして、気力を落としたり、緊張を高めたりします。
調和が乱れた時、休もうとしますよね。
身体も、なるべく動かさずに、横たわって、調和の回復を待つ。
精神も、なるべく働かせず、思考を止めて、調和の回復を待つ。
とりわけ、精神にとって心地よいのは、「いつもと変わらない日常」だと思います。
「いつもと変わらない日常」に過ごすことで、変に気を張らず、安らぐことができます。
子供であったり、精神的に弱っていたり、環境に刺激を受けやすい人には、特に「いつもと変わらない日常」が、安心感のベースになります。
変わらないものがあるからこそ、この世界を信じられるのです。
そだちの科学 (2010年4月号) 14号 学びの現在―学びとそだち1
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滝川一広 小林隆児
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