労働人口の減少には、コンパクトシティ、IT活用、器用リッチで対抗する

少子高齢化社会になって、何が大変かと言うといろいろありますが、その一つに労働人口の減少があります。
希少な労働力は、最大限に発揮できるといいですね。
労働人口の減少という課題に対して僕は、「コンパクトシティ」「IT活用」「器用リッチ(⇔器用貧乏、多芸は無芸)」で対抗していきたいと思います。
コンパクトシティ
コンパクトシティは、人口やインフラなどを、中規模に集約するまちづくりです。
人口が散在すると、その分、インフラ整備にお金がかかります。住民にとっても、いろいろとアクセスが悪くなり、不便があります。
もちろん、人の少ない、自然の多い場所に住みたい人はおり、その自由は保障すべきです。
一方で、政策的にはコンパクトシティを目指さないと、少子高齢化社会では活力を失っていきます。
節約できる財政支出、資源、労力は節約し、必要な人や場所に集中して投下すれば、まだまだ住みやすく生きやすいまちづくりができるでしょう。
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IT活用
ITは、時間や空間の制約を、いとも簡単に超える力があります。
人の力を、爆発的に増加させる力があります。
人がやらなければならないことは、人がやる。でも、機械に任せられるところは、機械に任せます。
その機械に任せるところってのが、どんどん増えています。
物的生産だけでなく、知的生産においても、機械の力は役立つし、機械を動かすのはITです。
小規模事業所であっても、ITを活用することにより、貴重な人力は、人がやらなければならないことに注ぎ込むようにできます。
器用リッチ
昔より、「器用貧乏」とよく言われます。
いろんなことが器用にできても、これといって特別に飛び抜けた才能はなく、結局仕事としては役には立たないような、そんな意味合いです。
だからこそ、「自分にはこれしかない」というスキルを研ぎ澄ませ、それで報酬を得て生きていくことになります。
でも、「自分にはこれしかない」というのは、大きな賭けです。
これしかないスキルを生かせる場所のために、必死に食らいつくしか無くなるのではないでしょうか。
そのためには無理難題も呑まざるを得ず、しかも会社が潰れることも珍しくありません。
それよりも、いろいろなことが器用にできた方が、いろいろな課題に寄与できます。
労働人口が限られるけど、課題の種類はそう減らないでしょうから、一人が少しずつ多役できたほうが助かります。
専門職は、専門の仕事が一定程度ないと商売が成り立ちませんが、器用な人がいれば、少量だけど多様なニーズに応えられます。
芸は身を助けるというより、多芸は身を助ける。
そうなるのではないでしょうか。
さいごに
身近な人や、身近な場所で、小さくてもできることで、共生していく。
無駄な時間やお金は節約して、本当に大事なことに使っていく。
コンパクトシティで、そのような生き方を目指したいものです。
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