病気や障害を受け入れられずに増える、デイサービスのリハビリのニーズ

病気や障害を受け入れられずに増える、デイサービスのリハビリのニーズ

人口減少および超高齢化社会という事態に、危機感とビジネスチャンスを感じています。

ビジネスチャンスというのは、解決困難な状況に、埋められきれていない仕事が眠っているからです。

 

 

そこで、長らく介護福祉士として老健やデイサービスに従事する嫁さんと、現在の介護事業について語ってみました。

そしたら、想定外に熱くなったので、ここに会話録を書いておきます。

 

 

僕:今のデイサービスってさ、どんなニーズがあるの?

嫁:リハビリかな。

僕:リハビリって、いろいろと種類があるけど、何のリハビリ?

嫁:昔の自分みたいに生活とか仕事したい人が多いのね。

僕:あー、できないことが増えちゃったけど、かつて自分らしくいた時代に戻りたいんだね。

嫁:病気とか障害とかを、受け入れられない人が多いのね。病院がさ、病気や障害を受け入れるまではケアしなくて、治療が終わったらすぐ退院なわけよ。

僕:まあ、病院は治療するところだからね。一応。

嫁:で、受け入れられないまま退院して、できないことが多くなって不満が溜まって、その不満をデイサービスの職員にぶつけてくるのよ。

僕:そうか。できることが少なくなったのを、元に戻してほしい。自分は本当はもっとできるのに、できないのは、元に戻れないのは、誰かのせいなんだ、と。

 で、病院は退院しちゃったし、あとは家族かデイサービスにあたってしまうのか。特にデイサービスでリハビリや機能訓練を提供してると、「元に戻すのがおまえらの仕事だろ!」となりやすいしな。

嫁:そうそう。だから、もっと本人の話を聞ける人がほしいんだよね。病気とかを受け入れてくれるまでの。そこで生まれる不満が、全部デイサービスにきちゃってて、リハビリのニーズが妙に高まっちゃってる。

僕:リハビリって、報酬単価とかの兼ね合いだとどうなってるの?

嫁:OT/PTが直接処遇すると、個別機能訓練加算ってのが付けられるのね。20分以上訓練すると付く。でも、そのあとの記録とかモニタリングとかもあって、加算がつくからどんどんやろうというわけにもいかない。それに、利用者からのリハビリの要求が多すぎて、OT/PTの指示で、介護福祉士が機能訓練みたいなことをやることも多くなっちゃってる。昔みたいに、レクとか、外出とか、のんびりお茶のみとか、そういうニーズが少なくなっちゃった。でも、デイサービスの中でどれだけリハビリをやっても、加算はつかない。

僕:まあ、デイサービスは元々の単価が高いみたいだから、その中でやってね、ってことだろうね。

嫁:記録とか、書類とかがすごい増えて、それを整理とかアドバイスしてくれる人がすごく必要なんだよね。もう大変。

僕:ああ、それ、俺が得意だな〜。書類とか情報の整理。

嫁:だから、監査対策に、「これとこれだけは押さえてください」みたいなセミナーもあるしね。そういう本もあるし。

僕:うんうん。まあ、下手に監査を恐れて、あれもやろうこれもやろうと無駄な作業を増やすよりかは、必要なポイントは押さえつつ、現場に居られる時間を増やしたり、サービス残業を減らして退職者を減らしたりするのは、一つのやり方だよな。

そうか。「本来の自分じゃない今の自分」に、納得してもらい、さらに今でも充分活躍できる場とつなげることができるといいんだね。それは何歳であろうと、ライフプランニングが必要なのかな。その人らしく、その人の希望に沿った人生の。

あと、事務作業が極力楽にできて、現場の時間を充実させること。このあたりに、ビジネスチャンスってないかな。

これで食っていくことができれば、いいよね〜。