子どもとお風呂を上がる時に10を数えるのは、いいことがたくさんある

僕は、毎日、子どもと一緒にお風呂に入っています。
そして、お風呂からあがる時は、「1、2、3、・・・10」と、10まで子どもと一緒に数えるようにしてます。
この、一緒に10まで数えるという行為は、実はいいことがたくさんあるんですね。
一つは、体が温まります。
これは、当然です。
子どもはお風呂でもずっと遊んでいるので、あまりお湯につからないことがあります。
特にこれからの季節、体が温まらないと、すぐに風邪を引いてしまいます。
子どもが風邪をひくと、子どももつらいですが、親も大変ですよ。
せめてあがる直前だけでも、体を温めてからあがりたいです。
2つめは、数字の並びを覚えられます。
1の次は2。2の次は3。と、決まった順番があることを覚えられるのです。
この「順番がある」ということは、これから大事になってきます。
順番があることを知っているから、順番を待つことができるんですよね。
3つ目は、ユアペースを身に付けられるということです。
ユアペースというのは、聞きなれない言葉だと思います。
マイペースならご存知ですよね。
マイペースは、自分のペース。
ユアペースは、相手のペース。
マイペースではなく、ユアペース(相手のペース)に合わせられるのです。
10を数えるのは親なので、親が10を数え終わるまでは、待つということができるようになってきます。
ユアペースに合わせてますね。
ユアペースに合わせることができる、という習慣は、社会性の核になっていくでしょう。
「10まで待てば、親が必ずお風呂から上がらせてくれる。」
という約束を、親も守ることで、「この人に合わせてもいいかな」という気持ちが芽生えるのです。
「お風呂から上がる時に、10数える」
というのは、からだをあたためるための、昔からよくある風景だと思います。
でも、よく考えてみると、こんなにいいことがあるんですね。
意図的に取り入れてみましょう。