科学的な正しさと、感情的な共感がそろうことで、人は動く
仕事をするうえで、「人に動いてもらう」ということにチャレンジすることがあります。
というより、自分だけでできることなんて限られているので、「人に動いてもらう」のは当然です。
人に動いてもらうには、科学的な正しさと、感情的な共感の、2つがそろうことが必要だと、『僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。』の著者、出雲充さんは言います。
出雲さん流に言えば、「人が動くには、サイエンティフィカリー・コレクトとエモーショナル・アグリーメントが必要だ」、ということです。
この2つが必要ということは、よく分かります。
チームワークにおいて、論理的な正論だけぶちあげても、誰もついてきません。
いや、むしろ離れることさえあります。
根回しや対人関係が苦手な人は、これをやりがちです。僕もやったことがあります。
あと、時間がない時もこれで推し進めようとしてしまいます。
一方、感情的な共感だけで進めようとしても、人はなかなか動きません。
共感どころか、不信感さえ抱かれるでしょう。
論理的に考えたり、統計をとったりするのが苦手な人は、これをやりがちです。
あと、想いだけが先行する時もこれで推し進めようとしてしまいます。
熱い思いを、論理で組み立てる。
熱い想いがあっても、論理的に考えたら、自分の考えが間違ってるのに気づくこともあります。
逆に、淡々と論理的に考えてたら、課題が見えて、熱い想いが湧き上がることもあります。
福祉職場も、もれなくチームワークですから、科学的な正しさと感情的な共感の2つを念頭に置きながら、仕事を進めていきたいと思います。
ちなみに、『僕はミドリムシで世界を空くことに決めました。』は、「FeBe」のオーディオブックで聴きました。
リーダーズ・セレクション プランS - 定期配信番組 - FeBe(フィービー)