まだまだ自分が分かってない!だから、感性にこころを研ぎ澄ませる【ツナゲルアカデミー第1講*2014/7/19】
2014年7月19日(土)に行なわれた「ツナゲルアカデミー第1講」に参加しましたので、感想を書きたいと思います。
ご自身の壮絶な人生。奇跡的な人生から、こころの問題の話をしていただきました。
最重要であり、なんどもキーワードとして出てきたのが、「感性」という言葉です。
僕らは、感性を抑え込み、理性でやりくりしていくことが尊ばれる社会で生きています。
感性を感じないように。がまんするように。
しかし、感性こそ本音なんです。
感性こそ、自分らしさなんです。
僕もまた、ミッションを書き出し、目標を設定し、数値化し、それをクリアしていくことを目指して日々仕事に勉強に励んでいます。
そういったタスク管理を広め、福祉現場や子育て家庭を応援することが、僕のミッションだとも思っています。
でも、たしかに。 たしかに、体の声だったり、感性の声だったりを、おろそかにしていました。
体や感性の声をおろそかにすると、岡部明美さんのように、死の一歩手前までの病気さえかかりかねません。
応援するどころか、死に至る病にさえかからせてしまうかもしれないじゃないですか。
体の発する声を、感性の響きを、受け止める時間を持つようにする。
眼を閉じて、リラックスできる環境の中で。
呼吸。
鼓動。
血流。
こころ。
内なる声に、耳を澄ましてみる。
自分の感じていることを、感じているままに。
僕もそういう時間も持つようにし、仲間にも伝えていきたいと思います。
たけしくん(立花岳志さん)
あけみちゃん(岡部明美さん)
あやちゃん(大塚彩子さん)
第2部は、この3人のクロストークではじまります。
それぞれ、たけしくん、あけみちゃん、あやちゃんと呼び合っていました。
これは、あけみちゃん流の関係の作り方のようです。
印象的なお話としては、「たけしくんが最初にあけみちゃんの目の前に現れた時、ガチガチのモビルスーツを着ていた」、ということです。
つまり、自分を開示するつもりなんて、まったくなかったのです。
人生も上り調子で、問題なんて感じていなくて、相談するなんて意味わからない。
そういう状態だったそうです。
そして、多くのがんばっている男性は、同じように言うそうです。
「僕は問題ないですから。クリーンで、きれいなものです。」と。
しかし、無意識に潜んでいるこころの澱(おり)が、やがて人生をむしばみ、世間的には大成功という実績を残しても、本人としてはぜんぜん幸せじゃない。そういう状態になってしまいます。
たけしくんのように。
充分すぎるほど目標を達成したのに、ぜんぜん幸せじゃない。
疲れ、燃え尽き、何もする気が無くなってしまう。
実は、たけしくんのこころにあった澱は、
「幼稚園のころ、大人(親)の都合で否応なく引っ越しとなり、『世の中は、自分の力ではどうにもできないもんなんだ。やりたいことはできないんだ。』と思い込んでしまった。」
その時点にあったそうです。
それを、あけみちゃんの力で、呼び覚ますことができました。
そして、次のステップへ進むことができたのです。
たけしくんが言います。
「まず、自己肯定をしないとダメなんです。
無意識の部分に目を向けず、自己肯定をせずにセルフブランディングとか、習慣化とかしても、ダメな方にダメな方に自分を連れて行っちゃう。」
この言葉には、腑に落ちるものがありました。
だから俺、まだ心から幸せになれる気がしないんだな。
いまの自分を肯定するって、どんなことなんだろう。
どんな気持ちなんだろう。
あけみちゃんによる公開セッション。ファミリー・コンステレーション
参加者より選抜されたのは、ジュンさんです。
独立したい気持ちはある。でももう一歩ブレイクスルーできない。
選ばれたのは、そのような悩みのあるジュンさんでした。
そしてジュンさんが、他の参加者を「自分の化身」としてどんどん選んでいきます。
「独立したい自分」
「自身のある自分」
「不安のある自分」
「成功した自分」
「ブレイクスルーしたいけどもう一歩踏みとどまっている自分」
「奥さん」
「子ども」
そして「自分自身」
参加者は、たまたま今日この場に、いあわせているだけの人です。
正直言って、最初に僕はこう思っていました。
「なんで、お金払って遠くまで来てんのに、他人の悩みを聞いて、そのセッションを見なきゃいけないんだ。だったら、もっと岡部明美さんの話を聞かせてほしい。」と。
僕は、悪い奴です。
しかし、ジュンさんの化身たちが、あけみちゃんの問いかけにより繰り広げる即興のドラマを見ているうち、どんどん引き込まれてしまいました。
自分と同一化していきました。
そして、泣いてしまったのです。
自分でも、驚きました。
「ブレイクスルーできずに一歩踏みとどまっているジュンさん」の役であるたちさんが、家族役の人を腕で囲むようにこう言いました。
「いや、家族を向けよ。」
「独立とか、成功とか、関係ない。ここが大事だろ。」
この瞬間です。
僕の目から涙があふれたのは。
そう、僕もまた、自分のやりたいことばかり追いかけて、家族を置いてけぼりにし、大事にしていなかったのです。
いや、僕はかなり家事・育児をがんばっているつもりです。このブログにもいろいろ書いてきました。
こんなにやりたいこともがまんして、家事も育児も頑張ってるのに、それでもまだダメなんですね。家族を置いてけぼりにしているんです。
それは、そう感じてしまったんだから、仕方ない。
泣いてしまうまで、僕自身の存在が揺さぶられてしまったんだから。
あけみちゃんいわく、
愛と意志が、うまく統合されたときに、幸せは感じます。
愛とは、家族です。人間関係です。
愛を大事にせずに、成功や自己実現に突っ走っていても、いっつも「なんか違う」という感覚が付きまといます。と。
「家族を向けよ。ここを大事にしろよ。」という場面は、自分を成長させ、進化させようとしている僕にとって、突き刺さる光景でした。とても大事なことを教わりました。
僕にも大事にすべき、かみさんと小さい子どもが2人います。
家族があっての、幸せです。
でも夢をあきらめず、家族と一緒に歩んでいきたいな、と思いました。
一緒に歩めば、きっとどんな状況になっても、許してくれる。笑ってくれる。
最後に、あけみちゃんが教えてくれた、「天賦の素質を活かし、一流になるための5つのポイント」をご紹介して、終わりにいたします。
- 好きと思えるもの
- 得意と思えるもの
- やってみたら、どんどん興味関心・好奇心が湧いてくるもの
- 違和感を感じるもの
- やってみたら、人よりうまくできたもの
※違和感を感じるのは、そこに自分なりのやり方をやりたいと思ってしまうから。つまり、そこに才能があるからです。
この5つを基に、どれか1つ好きや得意を特化した人。
あるいは、すべてをまんべんなくできる人。
それが、一流になる人です。
だから、感性を大事にしましょう!
岡部明美さんの話を聴いてから、この感想(レポート)を書くまでに、いくつかの〈内なる声〉を題材にした関連ブログも書けましたので、掲載しておきます。
出勤前にでてくる不安感は、「必要とされたい」という弱い自分が震えているからだろう | Big yesな日々をプロデュース
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