3人そろった!現場を豊かにするための、福祉職向けタスク管理コンサルティング

僕は今、福祉職へのタスク管理コンサルティングをしています。

 

タスク管理とは、情報管理と、時間管理です。

情報管理では、大量に流れる情報を、うまく受け止め、整理し、保存し、捨てます。

時間管理では、限られた時間の中で、やるべきことをうまく収めていきます。

 

 

このようなタスク管理を行うことで、仕事に無駄を省き、主体性を持ち、人と人が接する時間を最大に増やし、〈現場を豊かにする〉ことが目的です。

 

 

 

今年度は、福祉職3人にタスク管理コンサルティングさせていただくのが目標でした。

そして相談を重ね、とある3人に協力していただくことができたのです!

(コンサルは、僕の個人的な趣味であり、ミッションであるので、協力していただいてるという立場です)

 

 

 

まるこさん

まるこさんは、相談事業所の相談員です。

中堅であり、熱意もあるので、どんどん訪問に出かけ、利用者の課題を解決していきます。

後輩からも頼られており、スーパービジョンを頻繁に依頼されます。

仕事以外でも活動に熱心で、勉強会への参加や主催も行っています。

一方、家庭を一番に考えたいという気持ちもあります。

 

ただ、熱意のあまりやりたいことが多すぎて、健康を犠牲にしています。

仕事は、やるべきことをやりつつ、早出勤してでも定時に上がり、健康や家庭に時間を割くことが当面の目標です。

 

 

ふじまさん

ふじまさんは、デイサービス事業所の所長です。

所長なので、事業運営や職員体制に関することに、悩みが多いです。

部下に対しては、仕事のやり方を一緒に考え、教え、育てていきたいと思っています。そして、残業をなくして、プライベートを充実させてほしいと思っています。

ご自身も3人の小さい子どもがいます。

事業展開も、もっと地域に根付いたものにしていきたいと思っています。

 

ただ、人手不足の中、所長であっても現場に入らざるを得ない状況です。

時間をうまく使いたいとは思っているものの、いいやりかたを見つけられずにいます。

自分がやらなくてもよいものは、部下に任せてフォローだけにする。

重要な会議や事務作業については、準備万端で臨んでいくことなどが当面の目標です。

 

 

 

ひろひこさん

ひろひこさんは、入所施設の現場職員で、シフト勤務です。

対職員に関するマネジメント力は抜群で、問題を大きくせずに課題を解決へ導くことができます。

中堅であり、チームワークの向上を常に探っています。

 

ただ、スケジュール管理に苦手意識があり、中長期的な仕事をどのようにこなすか苦労しています。

仕事の9割は、その日その日の日課を直接処遇することで、メインでやることはほとんど決まっています。

それと同時に、期限のある事務系の仕事や、中長期的なプランがあり、それをどのように業務時間内に組み込めばよいのか。

現場でありながら、どのようなツールが最もフィットするのか。

それを探るのが、当面の目標です。

 

 

 

このように、3人それぞれ違う職場、違ったポジションで活躍しています。

この3人が、〈現場を豊かにする〉ために、どのようなタスク管理をすればよいのか。

 

それを確立し、システム化し、シェアしていくこと。

僕は、それを目指しています。

福祉にとって、最も大事なのは、現場ですから。

 

とくまる
公務員タスク管理の人
「自分のペース」と「安心感」で、自分らしい仕事をしよう!
うまく仕事ができずに悩んだ20代。
タスクシュートを中心としたタスク管理を始めてから、自治体独自の制度創設メンバーに抜てき、主任の昇任試験に合格。
制約の多い公務員のためのタスク管理を研究中。
愛用はTaskChute2。
自分史/発達障害/子育てパパ
※発信は所属する組織とは関係なく、個人の見解です。