スピードアップよりも、まず無駄を省きましょう

タスク管理は、効率化の技術でもあります。
そのためにはまず、無駄を省くということに焦点をあてるとよいようです。
それには、2つの理由があります。
タスク管理の導入は、無駄を省くのが分かりやすい
初めてタスク管理に触れる人にとっては、いったい何のためにやるものなのか、どんないいことがあるのかが、よく分かりません。
タスク管理によって効率よく仕事ができるとしても、ただでさえがんばって疲弊しているのに、さらにがんばらなきゃいけないのかと、拒否感すらあることでしょう。
だから、手を付けずにいます。
まず、とっかかりとしては
「あなたの仕事の、無駄がなくなります。それだけでいいんです。」
というのが、分かりやすいと思います。
これ以上がんばる必要はない。
ただ、無駄がなくなるだけです。
これは魅力的な言葉だし、実際そうなるのですから、タスク管理を始めるのにはいい考え方です。
成果も分かりやすいですし、まずは無駄を省くことから始めましょう。
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無駄を省かずにスピードアップしても、無駄が多くなってしまう
効率化と言うと、スピードアップというイメージもあるかと思います。
たしかに、スピードアップは効率的な仕事のために、大事な要素です。
僕は最近、一つ一つの作業に、スピードアップを心がけているくらいです。
しかし、それはここ2年くらい、タスク管理によって無駄を省くことをしてきたからです。
無駄を省き続けて、さらに効率化を求めると、スピードアップというところにたどり着きます。
でももし、無駄を省くことをせずにスピードアップだけをしても、結局、高速で無駄なことをしていることになります。
無駄なことは成果も出にくいですから、虚しさに耐えきれず、ストレスにもなってしまうでしょう。
集中力を上げて、スピードアップを図るのはもちろんいいですが、その前に無駄がないかを点検する方がよいかと思います。
無駄な仕事って、こんなこと
無駄な仕事の代表格を挙げておきます。
- 何度も同じ資料やメールを見る。
- 何度も同じことを考察する。
- 何度も同じ資料やデータを探す。
- 何度も「次やるべきこと」に迷う。
ああ、無駄だ。
1回でいいじゃん。同じことなら。
積み重なるのであればいいのですが、忘れた結果、同じことを繰り返しているのなら、それは無駄です。
こういう無駄を省くところから、スタートするといいかもしれないですね。